ダフィー ,
サプライズのバースデーケーキに笑顔を見せるロッテ・ダフィー

◆ バースデーサプライズに感激

 「本当に忘れられない一日だ」。191センチ、98キロの大男は、控えめながらも喜びを露わにした。

 2月7日、練習後の記者会見場に呼び出されたロッテの新助っ人マット・ダフィーを待っていたのは、報道陣からのバースデーケーキのプレゼント。前日6日に28歳の誕生日を迎えた男は、サプライズケーキを手に「驚いた。本当にうれしい」と笑顔で喜んだ。

◆ チームの“穴”を埋める救世主へ

 6日がちょうど休養日だったため、1日遅れでのお祝いとなったが、実は誕生日当日にもしっかりサプライズが仕込まれていた。

 球団スタッフが部屋にいるダフィーのもとを訪れると、「メディアガイド用の撮影があるから…」と外に連れ出す。案内された先の部屋に入ると、そこで待っていたのはロウソクに火の灯ったケーキを囲うチームメイトたちだった。

 ハッピーバースデーの合唱が終わると、ダフィーはひと息でロウソクの火を消火。全員とハイタッチで感謝の気持ちを伝えた。

 このサプライズの前には、アメリカの一大スポーツイベントであるNFLの「スーパーボウル」を部屋で観戦。自身が応援するニューイングランド・ペイトリオッツが延長戦の末に世紀の大逆転勝利を挙げるなど、まさに良いことづくめの一日に「最高の誕生日になったよ。本当に忘れられない一日だ」と喜びを爆発させた。

 主砲アルフレド・デスパイネが抜けたことに加え、このところ正三塁手不在に苦しむチームにとって、この男の活躍が命運を握っていると言っても過言ではない。

 「28歳の自分はとにかく、このチームで優勝をしたい。ペイトリオッツのような最後まで諦めない姿勢で頑張りたいね」。ロッテのカギを握る新助っ人のこれからに注目だ。

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