16日の練習試合で登板へ
久米島を離れ、沖縄・金武町に拠点を移した楽天の春季キャンプ。本島での2次キャンプからチームに合流したのが、前DeNAの36歳右腕・久保裕也である。
背番号のない男がブルペンに入ると、首脳陣が見守る中で約100球の投げ込み。熱のこもった投球で猛烈にアピールした。
その姿を見守った梨田昌孝監督は、「投げ過ぎじゃないかってくらい。カーブや変化球はさすがだった」と好評価。「16日の練習試合で投げてもらう予定。打者に対して投げた方が良いんじゃないかな。」と今後の見通しも明かしている。
現在は“見極め”の状態のため、「起用法とかそういうのは獲ってから」とした梨田監督であるが、経験豊富な右腕の復活に期待を寄せていることは間違いない。
指揮官は最後にこう付け加えた。「結果というより内容になってくる」――。久保はどん底から這い上がることができるだろうか。