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日本人メジャーリーガーに“2年目のジンクス”は存在する?

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メジャー2年目を迎えるドジャースの前田健太

マエケンが昨季16勝


 メジャー1年目の昨季、16勝を挙げた前田健太(ドジャース)。2年目の今季は、昨季以上の活躍が期待される。

 野球界ではルーキーイヤーに活躍した選手が、2年目に成績を悪化したりすることを“2年目のジンクス”と呼ぶ。日本で長くプレーしているとはいえ、メジャーでは2年目。1年目を受けて、研究してくることも十分に考えられる。

 ここでは、1年目に2ケタ勝利を挙げた日本人メジャーリーガーが2年目に、“2年目のジンクス”に陥ることなく活躍することができたのか見ていきたい。

メジャー1年目に2ケタ勝利を記録した投手の2年目


・野茂英雄(ドジャース)

1年目:28試 13勝 6敗 防2.54(95年)
2年目:33試 16勝11敗 防3.19(96年)
☆“トルネード旋風”を巻き起こした1年目は13勝、防御率2.54を記録し、最多奪三振のタイトルを獲得。2年目は9月17日のロッキーズ戦でノーヒットノーランを達成するなど、16勝を挙げた。

・石井一久(ドジャース)

1年目:28試 14勝10敗 防4.27(02年)
2年目:27試 9勝 7敗 防3.86(03年)
☆シーズン終盤に打球が直撃し、頭蓋骨を骨折したが1年目は14勝をマーク。2年目は防御率が3.86と向上したが、膝の故障で故障者リスト入りしたこともあり、2年連続2ケタ勝利を達成することができなかった。

・松坂大輔(レッドソックス)

1年目:32試 15勝12敗 防4.40(07年)
2年目:29試 18勝 3敗 防2.90(08年)
☆15勝を挙げながらも、ボールやマウンドの硬さに苦戦。1年目は防御率4.40に終わった。2年目は走者を出しながらも粘りのピッチングで、日米通じてシーズン自己最多の18勝、防御率は2.90と改善した。

・高橋尚成(メッツ → エンゼルス)

1年目:53試 10勝6敗8S 防3.61(10年)
2年目:61試 4勝3敗2S 防3.44(11年)
☆メッツでプレーした1年目は、先発やリリーフの両方をこなし2ケタ10勝を挙げた。エンゼルスに移籍したメジャー2年目は、先発での登板は1度もなく、リリーフで61試合に登板。貴重な左のリリーフとして存在感を見せた。

・ダルビッシュ有(レンジャーズ)

1年目:29試 16勝9敗 防3.90(12年)
2年目:28試 13勝9敗 防2.83(13年)
☆1年目に日本人の新人メジャーリーガーでは、最多タイの16勝を挙げた。ボールやマウンドの硬さに慣れた2年目は勝ち星こそ前年よりも下回ったが、防御率は1点近く良化。奪三振数も277を記録し、タイトルを獲得した。

・田中将大(ヤンキース)

1年目:20試 13勝5敗 防2.77(14年)
2年目:24試 12勝7敗 防3.51(15年)
☆メジャー1年目は、右肘靭帯の部分断裂で故障者リスト入りする期間もありながらも、13勝をマーク。2年目も右肘のケガで故障者リスト入りした時期もあったが、12勝を挙げ2年連続で2ケタ勝利を達成した。

・前田健太

1年目:32試 16勝11敗 防3.48(16年)
2年目:?(17年)

2年目に成績を落とした選手が少ない?


 過去の日本人メジャーリーガーをみると、1年目に2ケタ勝利を挙げた投手は6人いたが、4人が2年連続2ケタ勝利を達成。

 高橋尚は2年連続2ケタ勝利を逃したが、リリーフで61試合に登板し、石井は1年目に比べ防御率を良化させるなど、まずまずの結果を残している。

 1年目に2ケタ勝利を挙げた投手に限ると、“2年目のジンクス”に陥った投手は、ほぼいないと見て良いだろう。メジャー2年目を迎える前田が今季、どのような成績を残すか非常に楽しみだ。
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