緒方孝市,
広島の緒方孝市監督

 昨季25年ぶりにリーグ優勝した広島。優勝候補に挙げられながらも勝ちパターンの投手陣を構築することができず優勝どころかAクラスを逃した2015年を反省して、ジャクソン、ヘーゲンズのリリーフ候補の助っ人を獲得した。昨季はジャクソンが勝ちパターンの8回を任され、守護神の中崎翔太とともに“勝利の方程式”を確立。ヘーゲンズはシーズン終盤に先発に転向したが、夏前までは勝ち試合の7回を任され優勝に貢献した。今村猛もジャクソンと同じチーム最多の67試合に登板した。

 ヘーゲンズ、今村、ジャクソン、中崎が勝ち試合のリリーフとして奮闘したが、振り返ると全員が右投手。左のリリーフで30試合以上登板した投手は、12球団で唯一誰もいなかった。右のリリーフのみで優勝したことで、左のリリーフがいなくても勝てると思われるが、ワンポイント、ロングなど役割はあり、左がいないよりかは当然いた方がいい。

 左のリリーフ候補をみると、飯田哲矢、オスカルなどがいる。飯田は14日に行われた紅白戦で白組の4番手として、6回からマウンドにあがると、1回を無失点に抑えた。プロ1年目の15年は一軍で16試合に登板したが、昨季はわずか2試合の登板にとどまった。一軍定着するためにアピールを続けていく。

 飯田の後を受けてマウンドにあがったオスカルは、1イニングを打者9人、5被安打、4失点。シート打撃に登板した11日も、鈴木誠也に本塁打を浴びるなど、悔しい結果に終わっている。

 また、ドラフト3位ルーキーの床田寛樹もいる。14日の紅白戦では、2イニング目となった4回に安部友裕の打球が右膝に直撃したが、後続を打ち取り、2回を3安打無失点に抑えた。

 昨季は右のリリーフ陣の活躍が目立ったが、長いシーズンを戦ううえで、左のリリーフも貴重な存在。今季は一軍に定着する左のリリーフは現れるだろうか。

この記事を書いたのは

岩下雄太

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