堂林翔太 ,
広島の堂林翔太

◆ 長年固定できていないサード

 昨季25年ぶりにリーグ優勝した広島の課題のひとつにサードの固定が挙げられる。昨季は中日から獲得したルナが、レギュラーとして活躍が期待されるも、故障に泣きサードでの出場は53試合にとどまった。最も多く出場したのは、安部友裕の93試合だった。また、広島のサードは阪神へFA移籍する前の新井貴浩を最後に、長く固定できていない印象がある。

 最近10年の広島のサード最多出場者を振り返ると、07年が新井貴浩、08年がシーボル、09年がマクレーン、10年が小窪哲也、11年がバーデンと前半の5年間は、毎年のように最多出場選手が変わった。特に新井が退団した後は、サードを主戦場にする外国人を獲得したが、思うような力を発揮できなかった。

 そんな中、12年に堂林翔太がサードのレギュラーに抜擢され、143試合に出場。リーグワーストの29失策、150三振とミスは目立ったが、本塁打はチームトップの14本を記録した。堂林はファンから“プリンス”の愛称で親しまれるなど人気も高く、将来は人気と実力でチームを引っ張っていくものだと思われた。

 13年も105試合に出場した堂林だったが、翌年以降はショートを守っていた梵英心が膝の不安などもありサードへコンバート。14年と15年は梵がチーム最多出場した。そして、リーグ優勝した昨季は安部が93試合の出場だった。

 今季はペーニャが加入し、、再び熾烈なレギュラー争いを繰り広げられることが予想される。

◆ 最近10年間の三塁手

07年 新井貴浩(144試合)
08年 シーボル(108試合)
09年 マクレーン(92試合)
10年 小窪哲也(63試合)
11年 バーデン(61試合)
12年 堂林翔太(143試合)
13年 堂林翔太(105試合)
14年 梵 英心(63試合)
15年 梵 英心(87試合)
16年 安部友裕(93試合)
※()は三塁での出場試合数

この記事を書いたのは

岩下雄太

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