◆ 松井裕は1回10球で三者凡退
楽天の則本昂大投手と松井裕樹投手が18日、韓国・起亜との練習試合に登板し、WBC公認球を扱い揃って好投した。
先発した則本は初回、先頭打者の打ち取った打球が内野安打に。その後、二死三塁から相手4番に中前にポトリと落ちる適時打を許し、不運な形で先制点を許した。だが、2回以降は力強い直球と変化球をコーナーに集め、打者6人をパーフェクト。初回は22球を要したが、2回、3回はいずれも14球ずつで収め、3回を50球、2安打4奪三振1失点の内容で降板した。
則本はこの日の内容について「カットボールの感触がよく、見逃し三振を2つとれたことが収穫。コントロールもよかったし、やりたいことはできた」と納得の表情を見せた。
4回から2番手として登板した松井裕は、「よく曲がるしキャンプ中ずっといい」と語るスライダーで、先頭打者から見逃し三振を奪取。後続も中飛と三ゴロに仕留め、1回をわずか10球で片付けた。
松井裕は「真っ直ぐはまだまだ」と言いながらも、「スライダーの感触がいい。(WBCは)連投制限があるし、少ない球数で打ち取りたい」と意気込んだ。