“内海組”で自主トレも一緒
楽天は18日、二次キャンプ地の沖縄・金武(きん)町で練習試合を行い、韓国・起亜に8-2で勝利した。
ゲームに参加しなかった選手たちはそれぞれ調整。その中には先日、テスト合格から楽天入団を果たした久保裕也がおり、同じく巨人からトレードで新加入した小山雄輝と、ブルペンでバッテリーを組む光景が見られた。
先にブルペンで調整していた小山のあとに久保が登場。小山は自身のグラブからキャッチャーミットに持ち変えると、キャッチボールもそこそこにそのまましゃがみ込み、久保は小山のミットを目がけ約70球も投げ込んだ。
久保は「ワンバウンドしたら逃げてね」と伝え、スライダー、カット、シュート、チェンジアップ、フォークなど、変化球も多投。小山はほぼすべてのボールをミットに収め、先輩の投球をチェックしながら、「いまのはいい落ちです」「ちょっと踏み出す足がクロスしてました」など、丁寧にアドバイスを送った。
投球後も変化球談義に花を咲かせるなど、意見を交換し合った二人。サポートを終えた小山は、「オフの自主トレも一緒にやりましたし、(久保加入は)もちろんうれしいです。金刃(憲人)さんもいますし、チームの力になれれば」と、元G戦士トリオでのチーム盛り上げを誓った。
2015年まで巨人でプレーした久保は、昨年在籍したDeNAから、シーズン終了後に自由契約を言い渡された。それでも現役続行を目指し、小山らとともに内海哲也(巨人)がリーダー格の“内海組”で自主トレを敢行。その甲斐あってか、テスト生として参加していた今キャンプで、見事に新天地移籍を実現させた。