ニュース 2017.03.01. 07:35

【侍ジャパン】やっと出た!中田、待望の安打も「まぐれみたいなヒット」

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二塁打を放った中田
 この男が長いトンネルを抜け出した。侍ジャパンの中田翔が28日、ヤフオクドームで行われたCPBL選抜チャイニーズ・タイペイとの壮行試合で、待望の安打を放った。

 3点ビハインドで迎えた9回1死。フルカウントから直球を大きなスイングで振りぬくと、打球は中堅手の頭を超えた。二塁まで到達した中田。わずかながら表情が緩んだように見えた。

 しかし本人は「まぐれみたいなヒット」と謙遜。「投手が投げづらい中、投げてくれた。もっと早い回に点を取っていたら楽に投げさせられた」と序盤戦で援護できなかったことを悔やんだ。

 ここまで日本ハムでの練習試合なども含め無安打。指揮官から「中田が打たないと話にならない」と発破をかけられていた中、ようやく出た一本。気持ち的には変化はないと話すが「収穫はありました」と手応えを感じている。

 キャンプ中に痛めた左手首も順調に回復。低めの球は「少し怖がりながら打ってしまう」というが、残りの試合で確認しながら感覚を取り戻していく。

 試合は5-8で敗れたものの、4安打無得点で終わった2月25日の練習試合とは違う。「この時期にボンボン打ってもしょうがない」と大砲はいうが、この一本を皮切りに、中田のバットから快音が鳴り響くことに期待したい。
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