この男が長いトンネルを抜け出した。侍ジャパンの中田翔が28日、ヤフオクドームで行われたCPBL選抜チャイニーズ・タイペイとの壮行試合で、待望の安打を放った。
3点ビハインドで迎えた9回1死。フルカウントから直球を大きなスイングで振りぬくと、打球は中堅手の頭を超えた。二塁まで到達した中田。わずかながら表情が緩んだように見えた。
しかし本人は「まぐれみたいなヒット」と謙遜。「投手が投げづらい中、投げてくれた。もっと早い回に点を取っていたら楽に投げさせられた」と序盤戦で援護できなかったことを悔やんだ。
ここまで日本ハムでの練習試合なども含め無安打。指揮官から「中田が打たないと話にならない」と発破をかけられていた中、ようやく出た一本。気持ち的には変化はないと話すが「収穫はありました」と手応えを感じている。
キャンプ中に痛めた左手首も順調に回復。低めの球は「少し怖がりながら打ってしまう」というが、残りの試合で確認しながら感覚を取り戻していく。
試合は5-8で敗れたものの、4安打無得点で終わった2月25日の練習試合とは違う。「この時期にボンボン打ってもしょうがない」と大砲はいうが、この一本を皮切りに、中田のバットから快音が鳴り響くことに期待したい。
3点ビハインドで迎えた9回1死。フルカウントから直球を大きなスイングで振りぬくと、打球は中堅手の頭を超えた。二塁まで到達した中田。わずかながら表情が緩んだように見えた。
しかし本人は「まぐれみたいなヒット」と謙遜。「投手が投げづらい中、投げてくれた。もっと早い回に点を取っていたら楽に投げさせられた」と序盤戦で援護できなかったことを悔やんだ。
ここまで日本ハムでの練習試合なども含め無安打。指揮官から「中田が打たないと話にならない」と発破をかけられていた中、ようやく出た一本。気持ち的には変化はないと話すが「収穫はありました」と手応えを感じている。
キャンプ中に痛めた左手首も順調に回復。低めの球は「少し怖がりながら打ってしまう」というが、残りの試合で確認しながら感覚を取り戻していく。
試合は5-8で敗れたものの、4安打無得点で終わった2月25日の練習試合とは違う。「この時期にボンボン打ってもしょうがない」と大砲はいうが、この一本を皮切りに、中田のバットから快音が鳴り響くことに期待したい。