大谷はOP戦で2本塁打
6日に開幕した『第4回ワールドベースボールクラシック』(WBC)。2大会ぶりの世界一を目指す侍ジャパンは、壮行試合・強化試合で苦戦したが、1次ラウンドから負けなしの6連勝で決勝ラウンド進出を決めた。
本来であれば侍ジャパンの一員として、活躍を期待されながらも出場辞退し、シーズンに向けて調整を進める選手もいる。大谷翔平(日本ハム)がその一人だ。大谷は侍ジャパンのエース、打者としても期待されたが、右足首痛のためWBC出場を辞退。
キャンプは別メニュー調整で過ごしていたが、現在は打者として、一軍のオープン戦に出場するまでに回復した。今季のオープン戦初出場となった14日のDeNA戦では、第2打席で浜口遥大が投じた高めのストレートを逆方向へ流し打つ二塁打で出塁し、オープン戦初安打を記録すると、6回の第3打席で右中間スタンドに突き刺す特大の一発を放った。
さらに、18日の広島とのオープン戦では、3回の第2打席にジョンソンが投じたストレートを「積極的に振りにいった結果、良い感じで逆方向に飛んでくれました」とレフトへ第2号となる2ラン。投手としての登板はないが、打者としては開幕に向けて順調に調整が進んでいる。
嶋もOP戦に出場
代表合宿に参加するなど、ギリギリまで回復を待ったが、右ふくらはぎ痛により代表辞退した嶋も、オープン戦に出場している。
16日に行われた広島とのオープン戦に『8番・捕手』で、今年初の実戦出場。開幕投手が内定している岸孝之とバッテリーを組んだ。3回までマスクを被り、オープン戦初打席となった3回の第1打席では三振に倒れた。18日のヤクルト戦では、7回に代打で登場し三飛。今後は長いイニングを守り、31日の開幕戦に向けて調整を進めていく。
今回故障で出場辞退となった大谷と嶋。日の丸を背負って活躍したいという思いは強かっただろうが、万全な状態で開幕を迎えて欲しいところだ。