◆ 3度目、万全の大役も…
メジャーリーグの2017年シーズンもいよいよ開幕。現地時間4月2日(日本時間3日)、ヤンキースの田中将大がレイズ戦で先発登板。3年連続となる開幕戦のマウンドだったが、3回途中7失点でマウンドを降りた。
オープン戦では6試合に登板して防御率が驚異の0.38。順調な仕上がりを見せていた右腕だったが、立ち上がりにいきなりピンチを迎える。
先頭のディカーソンに安打を許すと、キーアマイヤーには左中間への二塁打を浴びて無死二・三塁の大ピンチ。ここで3番のロンゴリアにライトへ飛球を打たれ、三塁走者が生還。打者3人であっさりと先制点を奪われてしまう。
さらにミラーに2ボールから内野安打を打たれると、ソーザにはストレートの四球。これで一死満塁となると、思わず一塁からロスチャイルド投手コーチが飛び出してきた。
制球に苦しむ田中は続くモリソンにもセンターへ弾き返され、一気に二者が生還。ベッカムとスミスを打ち取り、なんとか3点で食い止めたものの、立ち上がりからオープン戦とは別人のような投球となってしまった。
さらに2回には二死走者なしから、四球のあとにロンゴリアに被弾。2点を奪われてしまうと、3回にもモリソンにソロなどで2失点。二死を取ったところまでで7失点を喫し、2回2/3でノックアウトとなった。
レイズと言えばキャリア8戦で6勝負けなしという“お得意様”のはずであったが、まさかの展開。試合は3回を終わって、2-7とヤンキースは5点を追いかける。
田中自身も2年続けて勝てず、チームとしても5年連続で落としている開幕戦…。今年も黒星となってしまうのか、打線の奮起が待たれる。
▼ 田中将大・投球内容
2回2/3(67球) 被安打8 被本塁打2 与四死2 奪三振3 失点7 防御率23.63