茂木とペゲーロが好調
3年連続Bクラスに沈む楽天が、15日終了時点で9勝2敗とロケットスタートを切った。
打線はチーム打率リーグトップの.284、本塁打と得点もリーグ2位を記録する。ニッポン放送ショウアップナイターで解説を務める谷繁元信氏は「打線でいえば茂木とペゲーロ」と好調の“1、2番”コンビの名前を挙げた。
ルーキーだった昨季117試合に出場した2年目の茂木栄五郎は1番打者として、ここまで打率.340、3本塁打、10打点とリードオフマンとしてチームを引っ張る。
攻撃的な2番打者として注目を集めるペゲーロは、15日の日本ハム戦でも本塁打を放つなど、5本塁打、15打点でリーグ二冠王。現在3試合連続打点中と、クリーンナップに匹敵する活躍をみせる。
勝利の方程式を確立
投手陣はリーグワーストのチーム防御率4.10だが、谷繁氏は「7回森原、8回ハーマン、9回松井裕」の“勝利の方程式”が確立していることも、好調な要因に挙げた。
ハーマンが15日の日本ハム戦で来日初失点を喫したが、ルーキーの森原康平が8試合に登板して防御率0.00、5ホールド、守護神の松井裕樹も防御率0.00、6セーブと失点がほとんどない勝利の方程式を務める3人を高く評価した。
春先の貯金7は大きい
谷繁氏は、「この時期で貯金7は大きいですよ」と話す。
その理由について「例えば1勝2敗で1つずつ負け越しても、7カードは持つんですよ」と説明。「その間に調子が戻るはずなので、かなり大きいです」と勝てない時期があったとしても、その期間に立て直せる可能性があると話した。
谷繁氏が高く評価する楽天。この勢いは今後も続くのか注目だ。
(提供=ニッポン放送ショウアップナイター)