2度の微妙判定に猛抗議、緒方監督が退場
広島の緒方孝市監督が19日、DeNA戦での一塁塁審の判定を不服として、2度の猛抗議の末、現役時代を通じて初となる退場処分を受けた。
まずは0-3で迎えた6回、一死から1番田中が遊ゴロを放つと、一塁へ駆け抜けたタイミングはセーフにも見えたが判定はアウト。ここで緒方監督がベンチを飛び出し猛抗議を開始したが、判定は変わらなかった。
再び3点を追う7回は、二死一、二塁の場面で7番小窪がボテボテの遊ゴロ。ここでもヘッドスライディングを試みた小窪の一塁到達が早く、セーフのタイミングに見えたが、またも判定はアウト。すると、緒方監督が再び鬼の形相で飛び出し猛抗議。ここでも判定は覆ることはなく、緒方監督には退場処分が命じられた。
2度続いた微妙な判定に、球場の広島ファンも抗議。8回表にDeNAの1番桑原が四球で出塁すると、一塁へけん制球が送られるたびに大ブーイング。これが9回まで続けられ、マツダスタジアムは騒然となった。
広島はDeNA先発・今永に結果的に1安打に封じられ、0-4で完封負け。先発のドラフト3位ルーキー・床田は、4回2失点でプロ初黒星を喫した。