元中日の山本昌氏[撮影日:2014年11月27日]

◆ 引き分け挟んで10連勝

 広島の勢いが止まらない。

 13日の巨人戦、1点を追う9回に大逆転劇は起こった。代打で登場した先頭の松山竜平が一発で同点に追いつくと、四球と失策などで無死二、三塁のチャンスを作り、丸佳浩が勝ち越しの2点タイムリー。さらに、安部友裕にもタイムリーが飛び出しリードを広げると、最後は石原慶幸の3ランでトドメを刺した。巨人の守護神を打ち崩し逆転勝利した広島は、これで連勝を10に伸ばした。

 2位・阪神とのゲーム差も3.5と、早くも独走態勢の雰囲気すらある。ニッポン放送ショウアップナイターで解説を務める山本昌氏は、広島の強さについて「去年の終盤の強さ、粘り強さが確信に変わって継続している」と分析する。

「去年の中盤までは『俺たちスゲえな』というところが、昨年ぶっちぎりの優勝を経験して、俺たちの力なんだと確信したものがある。7、8、9回で何か起こせるという自信があるんじゃないですかね」。

 この10連勝中に広島は、13日の巨人戦を含め4度逆転勝利を収めている。そのうち7回が2度、9回に1度と試合終盤に逆転しており、山本昌氏が指摘した通りとなっている。

◆ 好調な打線

 試合終盤の逆転劇を支えているのが打線。広島のオーダーをみても田中広輔、丸佳浩、新井貴浩、鈴木誠也、エルドレッドと3割打者がズラリと並ぶ。

 現役通算219勝を挙げた山本昌氏も「打ちますよね」と感嘆する。つづけて「菊池選手が調子を下げている時期もありましたが、菊池選手が打ち始めると、上位打線は手を付けられない。上位打線に回って一番期待が持てるチーム。手強いですよ」と話す。

 さらに「投げる方としては、どこで分断すればいいんだろうなという感じですね」と投手出身ならではの目線で広島打線を解説した。

 投手陣についても「みんなで補っている感じがします」と黒田博樹の引退、エース・ジョンソン、守護神・中崎翔太の不在を感じさせない働きをみせる。

 山本氏が“確信”に変わったと話す広島は、今年もこのまま突っ走っていくのだろうか…。

(提供=ニッポン放送ショウアップナイター)

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この記事を書いたのは

岩下雄太

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