ダルビッシュ有,
フィリーズ戦に先発したレンジャーズのダルビッシュ有

○ レンジャーズ 5 - 1 フィリーズ ●
<現地時間5月16日 グローブライフ・パーク・イン・アーリントン>

 レンジャーズのダルビッシュ有が16日(日本時間17日)、本拠地で行われたフィリーズ戦に中5日で先発登板。7回1失点で3試合ぶりとなる4勝目(2敗)を挙げ、同時にメジャー通算50勝目に到達した。

 ダルビッシュは初回、一死から2番ヘレラに中前打を許すも、続く3番アルテールを二ゴロ併殺に仕留め結果的に三人斬り。この日は立ち上がりからストライク先行の投球が光り、2回からは3イニング連続で3者凡退を記録した。

 2点リードの5回に二死から6番フランコに二塁打を許したが、初回の併殺から12打者連続アウトをマーク。このピンチも落ち着いて切り抜け、無失点のまま4勝目の権利を獲得した。

 6回は味方の失策などで一死一、二塁とされたが、2番ヘレラを空振り三振、3番アルテールは右飛に仕留めピンチ脱出。続く7回も一死一、二塁のピンチを背負ったあと二死まで漕ぎつけたが、8番ガルビスに中前適時打を許し1点を返された。

 それでも、続くスタッシを空振り三振に退け7回を最少失点。この日は球数も少なく7回を95球。4安打9奪三振1失点の好投で防御率を2.76とした。

 レンジャーズは3-1の8回から継投策に入り、救援陣も好投。打線は初回、3番マザラの6号ソロで先制すると、その後も小刻みに加点。投打が噛み合った試合運びで7連勝とし、勝率5割へ復帰した。

 3戦ぶりに白星を手にしたダルビッシュは、節目のメジャー50勝に到達。野茂英雄(123勝)、黒田博樹(79勝)、松坂大輔(56勝)、岩隈久志(63勝)、大家友和(51勝)に次ぐ、日本人投手6人目の偉業となった。

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