西武の源田壮亮

 3番・浅村栄斗、4番・中村剛也は、リーグトップの34打点を記録する。浅村と中村の打点を量産している要因のひとつに、秋山翔吾、源田壮亮の“1、2番コンビ”のチャンスメイクが挙げられる。

 4月5日のオリックス戦から“1、2番コンビ”を組む秋山と源田だが、開幕前は「金子侑司、秋山という1、2番の構想があった」(橋上秀樹野手総合コーチ)と明かす。続けて橋上コーチは「金子侑は去年、盗塁王を獲ったし足がある。小技がそこまでできるタイプではなかったので、2番という形ではなかった」ということも教えてくれた。

 だが、1番を打つ予定だった金子がオープン戦の終盤に故障で離脱。それにより秋山を1番に繰り上げることになったが、その後を打つ2番に誰を置くかで悩んだという。橋上コーチと辻発彦監督が2番打者について話し合うなかで、橋上コーチが「源田(壮亮)はどうでしょう」と提案。すると辻監督も「俺もそういうことを考えていた」と意見が一致し、“2番・源田”が誕生したという。

 橋上コーチは、「オープン戦で試してみたら(2番・源田は)いけるなと思った」と話したが、開幕してから4試合は1番・秋山、2番・田代将太郎というオーダーだった。これに関しては「攻守にわたって新人に期待するのは難しいということもあって、開幕から源田を2番に据えなかった」と理由を説明。

 その後、「数試合を見て、余裕をもってやっている姿が見られたので2番に置こうということになった」ため、4月5日のオリックス戦から現在の1番・秋山、2番・源田という形になった。

 前の打者には“安打製造機”秋山がおり、その後ろには浅村、中村、メヒアといった球界を代表するクリーンナップトリオが控える。その間に挟まれる源田は、ここまで打率.313、出塁率.354、7犠打、10盗塁。定評のある守備だけでなく、2番打者としての役割も十二分に果たしている。またチャンスにも強く、得点打率は.385をマークし、15打点を記録している。

 大分商業高から愛知学院大、トヨタ自動車を経て西武に入団した源田について、橋上コーチは「野球の考え方、姿勢について特別何かを言っているわけではありません。名門でやっている選手は、こちらが何かを言わなくてもやるべきことを分かっている」と大きな信頼を寄せる。

 今季初の5連勝で貯金を「3」とした西武。24歳ながら攻守にわたって新人らしからぬ働きを見せる源田の活躍が、好調なチームを支えていることは間違いない。

(提供=ニッポン放送ショウアップナイター)

この記事を書いたのは

岩下雄太

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