犠打や進塁打と制約の多いイメージがある2番打者。今季はペゲーロ(楽天)、梶谷隆幸(DeNA)といった攻撃的な2番打者が主流になりつつあるが、広島の菊池涼介は数少ない自己犠牲のできる2番打者だ。
1日の西武戦で、これぞ2番打者という仕事を見せた。初回、先頭の田中広輔が二塁打で出塁し迎えた第1打席。この場面、田中を三塁に進めたいところ。菊池は2球連続でバントを試みるも失敗。2ストライクと追い込まれたが、1ボール2ストライクからの5球目、先発・十亀剣が投じたインコースのストレートを右方向へ二ゴロ。連続でバントを失敗したが、結果的には田中を三塁へ進塁させ、最低限の役割を果たした。
この二ゴロにニッポン放送ショウアップナイターで解説を務める野村弘樹氏は「送りバント2つ失敗して、難しいインコースのストレートを簡単に逆方向。この辺でしょうねカープの強さというのは…。自己犠牲を含めてアウトになっても(走者を)進めることができる。そうなると次に入る丸も楽になる」と絶賛。丸佳浩が投ゴロ、4番鈴木誠也が空振り三振に倒れ、得点には繋がらなかったが、広島の強さを象徴するようなシーンだった。
また、野村克也氏も4月21日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター巨人 - 阪神戦』の中継の中で2番の役割について「典型的な脇役だと思うんですよ。進んで自己犠牲ができる選手が、2番を打つのが一番いいんです」と繋ぎの役割こそが2番打者だと話す。
ただ菊池は自己犠牲もできるが、ヒットで後の打者に繋ぐこともできる。5月30日の西武戦では、8回二死一、二塁からライトへタイムリーヒット、9回には二死満塁からレフトへ2点タイムリー二塁打を放った。
バント、右打ちなど何でもできる菊池涼介。“攻撃的な2番打者”にはない、魅力的な2番打者といえそうだ。
(提供=ニッポン放送ショウアップナイター)
1日の西武戦で、これぞ2番打者という仕事を見せた。初回、先頭の田中広輔が二塁打で出塁し迎えた第1打席。この場面、田中を三塁に進めたいところ。菊池は2球連続でバントを試みるも失敗。2ストライクと追い込まれたが、1ボール2ストライクからの5球目、先発・十亀剣が投じたインコースのストレートを右方向へ二ゴロ。連続でバントを失敗したが、結果的には田中を三塁へ進塁させ、最低限の役割を果たした。
この二ゴロにニッポン放送ショウアップナイターで解説を務める野村弘樹氏は「送りバント2つ失敗して、難しいインコースのストレートを簡単に逆方向。この辺でしょうねカープの強さというのは…。自己犠牲を含めてアウトになっても(走者を)進めることができる。そうなると次に入る丸も楽になる」と絶賛。丸佳浩が投ゴロ、4番鈴木誠也が空振り三振に倒れ、得点には繋がらなかったが、広島の強さを象徴するようなシーンだった。
また、野村克也氏も4月21日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター巨人 - 阪神戦』の中継の中で2番の役割について「典型的な脇役だと思うんですよ。進んで自己犠牲ができる選手が、2番を打つのが一番いいんです」と繋ぎの役割こそが2番打者だと話す。
ただ菊池は自己犠牲もできるが、ヒットで後の打者に繋ぐこともできる。5月30日の西武戦では、8回二死一、二塁からライトへタイムリーヒット、9回には二死満塁からレフトへ2点タイムリー二塁打を放った。
バント、右打ちなど何でもできる菊池涼介。“攻撃的な2番打者”にはない、魅力的な2番打者といえそうだ。
(提供=ニッポン放送ショウアップナイター)