BsG通信2017
今年で結成4年目を迎えたオリックス・バファローズの公式ダンス&ヴォーカルユニットBsGirls。今季はこれまで18人だったメンバーが12人になり、12人のうち6人が新メンバーという新体制になった。
今回は6月21日に4枚目のシングル『spirits』を発売した“新生”BsGirlsメンバーによる座談会をお届け。リーダーでパフォーマーのCHAL(4年目)と、同じくパフォーマーのMIYU(2年目)、そして今年からメンバーに加わったヴォーカルのAIRI(1年目)が参加してくれた。
取材・構成=どら増田
――今年はメンバーの人数も変わり、顔ぶれもかなり入れ替わりましたが、18人から12人になったことで、ダンスのフォーメーションは苦労されましたか?
CHAL(4年目/パフォーマー)「今もなおその作業に追われてます(笑)でも良い意味で人数が減ったことにより、一人ひとりの責任感は強くなりましたね」
――CHALさんは今年BsGirls史上初の2年連続リーダーになりました。リーダーには立候補されたんですか?
CHAL「指名していただきました。昨年もそうだったんですけど、昨年は1年間終わった後に、リーダーとしてやり残したことがけっこうあったんですよ。なのでBsGirlsを続けるなら、またリーダーとしてやりたいなと思っていたので、指名されて安心しました(笑)」
――昨年MIYUさんは、CHALさんのリーダーとしての姿を見られているわけですが、いかがですか?
MIYU(2年目/パフォーマー)「昨年も今年も本当に頼れる存在で、大好きです(笑)」
CHAL「告白?(笑)」
――今年からメンバーになったAIRIさんは、ヴォーカルということで、覚える曲も多かったりいろいろと大変だったんじゃないですか?
AIRI(1年目/ヴォーカル)「今まで野球を見たことがなかった私は、AOI(3年目/今年ヴォーカルに復帰)や他のメンバーの言葉に耳を傾けて、どのような思いが込められた曲なのかを自分なりに一生懸命感じとろうと努力しました」
――MIYUさんは昨シーズンかなり悔しい思いをされたと思うんですが、今年の開幕ダッシュは嬉しかったんじゃないですか?
MIYU「ホントに嬉しくて、『勝ちSKY』(本拠地でチームが勝利した時のみBsGirlsがグラウンドで『SKY』のパフォーマンスを披露)は気持ち良かったですね。昨年と比べたらベンチの雰囲気が良く感じますし、ファンの皆さんもすごく盛り上がってて、試合に負けて外野に挨拶に行ったときも、『明日は頑張ろう』とか前向きな声をたくさんかけてくださるので、今年は私たちも『頑張ろう!』って思えることが増えました」
――CHALさんはメンバーの中で、唯一4年間チームと接してきたわけですが、今年の雰囲気はやはり違いますか?
CHAL「私たちが出番の待機をしているときに、ベンチの声とか聞こえるんですけど、凄く声も出ているし、雰囲気の良さは感じますね。今年は負ける気があまりしない雰囲気を感じます」
――MIYUさんは5月にチームが連敗に陥ってしまったとき、『晴れない空はない』というタイトルでブログを書かれていました。
MIYU「はい。チームが連敗していて、選手の方やファンの皆さんも辛かったと思うんですが、私は必ず連敗が止まって晴れる日が来ると信じていたのでタイトルにして、連敗を脱出したときに『晴れ空』というタイトルが書けて良かったです!」
――CHALさんとAIRIさんは、連勝した東京ドームの巨人戦(6月3日、4日)に来られていましたね。
CHAL「行きました」
AIRI「最高に楽しかったです」
MIYU「行きたかった~(笑)」
CHAL「初めてグラウンドからブルくんと二次会に参加出来たんですよ。本拠地では『勝ちSKY』のあとに(バックステージに)下がってしまうので、二次会には参加出来ないんですよね。私は金曜日(2日)の試合をテレビで見ていて、9回2アウトから3点差を追いついて、延長11回に勝ち越して勝ったじゃないですか。「明日、私はあそこにいるんだ」って思ったら興奮しましたね。実際、東京ドームに来られていたファンの皆さんの声援が凄く熱かったじゃないですか。あれはグラウンドから見ていて堪らなかったですね(笑)」
――今年のBsGirlsの活動としては、今月の21日にニューシングル『spirits』の発売が決まりました。タイトル曲の『spirits』はCHALさんが作詞を担当されたんですね。
CHAL「作詞をさせていただきました。ホント何時間話しても足りないくらいの思いが詰まってます(笑)」
――タイトルはかなり前から決められていたとか?
CHAL「タイトルは、まだ作詞をすることも決まってない昨年の夏くらいに、もし私が作詞をするならタイトルは絶対『spirits』にするって決めていたんです。理由は2014年から『BsSpirits』というム――ブメントが生まれて、その時の『さらに、ひとつになろう。』のイメ――ジが私の中ではすごく大きくて、試合後もファンの皆さんとたくさん叫びましたし、『BsSpirits』という言葉にとても愛着を感じているので、どうしても『spirits』にしたかったんです」
――歌詞にはどんな思いを込められたんですか?
CHAL「2014年に1戦1勝の重さを味わって、この曲の中で『Now or Never Just do it now』という言葉を何度も言ってるんですよ。これはやるしかない!今しかない!という意味なんです。今からはじまる“この試合”を勝ちに行くと。最後も『1、4、3Games!』と入れたんですけど、レギュラーシーズン143試合が終わったときに、シーズンがはじまったときの気持ちを熱く持っていれば、きっとその先のシリーズに繋がるという思いで、締め括りました。『Now or Never Just do it now』にはじまり、『1、4、3Games!』で終わるという曲ですね。曲の合間には、選手の皆さんが勝利のハイタッチをする瞬間とか、ファンの皆さんも含めて全員が試合前からハッピーになれることを考えて、とにかく“勝つ”というイメージで書きました」
――AIRIさんは歌われてみていかがでしたか?
AIRI「私はBsGirlsの曲の中ではじめて歌う曲だったので、歌詞の意味をCHALからじっくりと聞かされて(笑)1戦1勝の重みを味わったという思いで書いたCHALの歌詞を私なりにしっかり受け止めて歌おうと、そんな思いを込めながら歌いました」
――MIYUさんはCHALさんが作詞されたということで、感じることもあったんじゃないかと思うのですが?
MIYU「そうですね。まず、CHALが作詞をすると聞いたときに、出来上がるのが楽しみで、曲が披露されたときも『CHALが作詞しました』と言えるのが本当に楽しみだったんですよ(笑)パフォーマンスも今回からダンスの先生が変わったので、ジャンルも違うんですよ。歌詞とダンスのどちらも力強くて、踊っていて気合が入る曲です」
――MIYUさんも今回のCDに収録されている『Nine Stars』の作詞を担当されました。
MIYU「はい。この曲は選手を星に例えたくて。私たちから見ても、ファンの皆さんから見ても、プロ野球選手になりたいお子さんから見ても、選手たちは輝いている存在で、私は星のように見えたので、タイトルを『Nine Stars』にしました。私はまだ1年しかオリックス・バファローズの試合を見てないんですけど、野球はもともと好きでしたし、自分が野球に関わる仕事をさせていただくようになって、野球の見方がすごく変わったので、それを歌詞にしました」
――AIRIさんはこちらの曲も歌われてみていかがでしたか?
AIRI「こちらの曲もMIYUから話を聞いて(笑)」
――作詞したメンバーは皆さん話されているんですね
CHAL「やはり、伝えないと思いの込めかたに差がでてしまうので、意識の統一という意味もあってしっかり伝えています」
AIRI「歌詞の意味がわかった上で歌ったほうが、私もやりやすいので、しっかり聞いて学んでいます」
――MIYUさんは作詞をやってみたかったんですか?
MIYU「やってみたかったんですよ!(笑)なので、決まったときは嬉しかったです」
――今回、通常盤のCDにも収録される『SKY』と『Steady Go!』はBsGirlsの鉄板ソングになってますが、AIRIさんは歌われてて、歌うたびに心境に変わったりしますか?
AIRI「『SKY』は勝ったときにも歌いますし、BsStage(野外ステージ)でも必ず歌う曲なので、歌う度にお客さんの表情だったり、反応が変わって行くのが伝わってくるので、歌ってて楽しいですね。『Steady Go!』は私の歌に合わせて皆さんがタオルを振り回してくださるので、すごく盛り上がる曲だと思います」
――今回のCDには他にもBsGirlsの王道ソング的な『New Soul』とMOEさんが作詞された『Go for it!』が収録されますね。
AIRI「『Go for it!』は英語が多いんですよ(笑)今までの曲とはジャンルが違うというか…」
CHAL「ホントに今までにない楽曲です。ラップ中心の曲なんですけど、ラップの後に来るメロディーがまたいいんです」
MIYU「パフォーマンスも今までになく激しいんですよ!」
CHAL「たぶん踊り終わってから(息が上がって)MCできないです(笑)」
――ライブでやったら盛り上がりそうですね。
一同「盛り上がってほしいです!」
――しかし、今年のシングルはミニアルバムかと思うくらいのボリュームムですよね。
CHAL「そうですね。DVD付きバージョンにはカッコイイMVと、ダンスに特化したMVやメンバー紹介の映像が入ってますし、CDのみの通常盤には歌が6曲入ってて、さらにスタメン発表にも使われている『spirits』のインストver.も収録されているんですよ。通常盤には他の新曲のインストも入っているので、それも楽しんでもらえたら嬉しいですね」
――楽しみにしています。では、最後に皆さんから一言ずつメッセージをお願いします。
AIRI「昨年からヴォーカルが2人とも代わったので、CDを聴いていただくとわかると思うんですけど、AIRIとAOIで今までと声が違うので、そこを楽しんでもらいたいです」
MIYU「新しいCDは、歌詞に注目していただきたいです。パフォーマンスは『spirits』のMVがDVD付きには入りますけど、やはり生で見てもらいたいので、ぜひ球場に足を運んでほしいですね」
CHAL「今年、BsGirlsは新たに生まれ変わりました。18人から12人になって、一人ひとりがそれぞれパワーを出していこうという気持ちでやっています。ファンの皆さんと一体感を持って選手の後押しをしていきたいと強く思います。皆さんと一緒に勝利の瞬間をたくさん見られることを願っています」