◆ ついに順位が入れ替わる…?
開幕から3カ月が経ったプロ野球。各チームが70試合前後を消化し、いよいよシーズンも折り返し地点を迎えている。
そんな中、30日からは仙台でパ・リーグ首位攻防戦がスタート。首位・楽天と2位・ソフトバンクが0.5ゲーム差で激突するこの戦いは、オールスター前の大きなヤマ場となること間違いなしだ。
なかでも注目なのが、“順位の入れ替わり”の有無。実は今季、パ・リーグでは5月30日以降ずっと1位から6位までの順位が変わっていないのだ。
【5月30日・パ・リーグ順位表】
1位 楽 天 43試 31勝 12敗 0分(.721)
2位 ソフトバンク 50試 31勝 19敗 0分(.620)
3位 西 武 46試 25勝 20敗 1分(.556)
4位 オリックス 47試 20勝 27敗 0分(.426)↑
5位 日本ハム 47試 19勝 28敗 0分(.404)↓
6位 ロッテ 49試 14勝 34敗 1分(.292)
交流戦が開幕したこの日、オリックスと日本ハムの順位が入れ替わった。以降1カ月、このままの順位でペナントレースは進んでいく。
【6月29日・パ・リーグ順位表】
1位 楽 天 65試 43勝 21敗 1分(.672)
2位 ソフトバンク 73試 47勝 26敗 0分(.644)
3位 西 武 67試 36勝 29敗 2分(.554)
4位 オリックス 69試 31勝 37敗 1分(.426)
5位 日本ハム 70試 28勝 42敗 0分(.400)
6位 ロッテ 70試 22勝 47敗 1分(.319)
交流戦3連覇を果たしたソフトバンクは、5月30日以降の24試合を17勝7敗と大きく勝ち越し。楽天は同期間で13勝9敗と決して悪くない成績を残してきたが、「3.5」あった差は「0.5」まで縮まった。
一方、同期間で11勝10敗だった西武は上位2チームが遠のき、2位との差は「7」まで拡大。オリックスも12勝10敗と“微増”に留まり、3位・西武との差は「6.5」ゲームとなっている。
1位・2位だけが競った展開となり、以下は各チーム間の差も開いてきた現在のパ・リーグ順位表。果たして勢いに乗る鷹は鷲を撃ち落とし、止まったままの順位表を動かすことができるのか。はたまた、楽天が4月6日から保ってきた単独首位の座を死守するのか…。この週末はパ・リーグの順位表から目が離せない。