○ ヤンキース 6 - 3 ブルージェイズ ●
<現地時間7月3日 ヤンキー・スタジアム>
ヤンキースの田中将大が3日(日本時間4日)、本拠地でのブルージェイズ戦に先発登板。立ち上がりから安定した内容で7回1失点と好投し、自身2連勝となる今季7勝目(7敗)を手にした。
田中は初回、先頭打者に安打を許すも、後続を落ち着いて退け無失点スタート。するとその裏、ヤンキース打線は満塁から2者連続の押し出し四死球を選び、2-0と先手を奪った。援護を得た田中は、2回以降も丁寧な投球を展開。走者こそ毎回背負ったが、傷口を広げることなく安定した投球を続けた。
4回は先頭打者に二塁打を許すも、後続を3人で片付けここも無失点。続く5回も得点圏に走者を背負ったが、最後は1番バティスタを空振り三振に仕留めた。
2-0のまま迎えた6回は、この試合初めてとなる3者凡退。しかし、無失点のまま迎えた7回は一死から6番カレラに死球を当てると、その後、二盗に捕手・サンチェスの悪送球も重なり一死三塁。7番バーニーを打席に迎え、ヤンキースバッテリーは高めの釣り球で三振を狙いに行ったが、バットの先端に当たった打球は、左翼前にポトリと落ちる適時打となった。
1点差に迫られた田中だが、後続は落ち着いて退け7回を投げ切ったところで降板。111球を投げ、5安打8奪三振2四死球の内容。これでダルビッシュと投げ合った6月23日(同24日)のレンジャーズ戦から、3試合連続のクオリティースタート(QS=6回以上、自責点3以下)。防御率は5.25となった。
ヤンキース打線は2回以降無得点が続いていたが、8回に5番ヘドリーの2点適時二塁打などで一挙4点を追加。5点リードの9回に抑えのチャプマンが2点を失ったが、何とかリードを守り連敗を「2」で止めた。