● 広島 1 - 9 ヤクルト ○
<16回戦 マツダスタジアム>
投打が噛み合ったヤクルトが快勝。マツダスタジアムでの勝利は16年6月30日以来となり、同球場での連敗を「11」で止めた。
ヤクルトは初回、広島先発・薮田に対し、3番バレンティンが特大の20号ソロを放ち先制。助っ人はこの一発で5戦連続本塁打とし、ロベルト・ペタジーニ(2000年)、アレックス・ラミレス(2003年)らが持つ球団記録に並んだ。
1-1の5回は、8番奥村がプロ初打点となる中前適時打を放ち勝ち越し。6回は相手の失策絡みで一死二、三塁の好機を迎えると、4番山田が16号3ランをバックスクリーン横へ運び5点目。さらに5番大松も3号ソロで続き、6-1と広島を突き放した。9回は広島3番手・飯田を攻略。ダメ押しの3点を加え計9得点とした。
投げては先発の小川が、抑え時の悪夢を払拭する好投。2回は失策絡みで同点に追いつかれたものの、3回以降は先頭打者をしっかりと取りゼロ行進。5点リードの6回は二死二塁で6番新井を中飛に打ち取り、6回4安打3四球1失点(自責点0)の内容で、約2カ月ぶりとなる今季5勝目(4敗)を手にした。
7回以降は近藤、石山、ルーキが無失点リレー。現時点での勝ちパターンを惜しみなく投入し、約1年ぶりに敵地で勝利のハイタッチを交わした。