駆け込み金銭トレードで衝撃
プロ野球の補強期間が7月31日をもって終了した。今シーズン成立したトレードは4件で、いずれも7月に入ってから。昨年同様、今年も日本ハムが積極的に動き、4件中3件に日本ハムが絡んだ。
その中でも衝撃的だったのが、セットアッパーとしてチームを支え、今年のオールスターにも出場した谷元圭介のトレード。日本では「トレードは出場機会のない選手を活用するためのもの」というイメージも強いため、主力投手の放出は驚きをもってとらえられたが、年齢と年俸の兼ね合いをシビアに考える日本ハムらしい決断ではあった。
【交換トレード】
黒羽根利規(捕 手/DeNA⇒日本ハム)
エスコバー(投 手/日本ハム⇒DeNA)
▼ 7月25日
杉浦稔大(投 手/ヤクルト⇒日本ハム)
屋宜照悟(投 手/日本ハム⇒ヤクルト)
【金銭トレード】
▼ 7月26日
クルーズ(内野手/巨人⇒楽天)
▼ 7月31日
谷元圭介(投 手/日本ハム⇒中日)
育成から這い上がった助っ人が奮闘
シーズン開幕後の支配下登録を振り返ってみると、カブスを自由契約になった川崎宗則の日本球界復帰を皮切りに、WBCのキューバ代表で活躍したサントスや、日本球界でプレーした経験を持つペーニャといった9選手が新たに加入した。
一方、育成から支配下登録を勝ち取ったのは計13選手。中でもソフトバンクのモイネロや広島のバティスタといった育成契約で加入した外国人選手の活躍が目につく。
【新規支配下登録】※=育成から移行した選手
▼ 4月3日
川崎宗則(内野手/ソフトバンク)
▼ 4月6日
今野龍太(投 手/楽天)※
▼ 4月17日
篠原慎平(投 手/巨人)※
▼ 5月26日
サントス(外野手/ロッテ)
▼ 6月1日
マレーロ(内野手/オリックス)
▼ 6月3日
バティスタ(外野手/広島)※
▼ 6月8日
木村昇吾(内野手/西武)※
▼ 6月12日
コラーレス(投 手/楽天)
▼ 6月16日
ペーニャ(内野手/ロッテ)
モイネロ(投 手/ソフトバンク)※
▼ 6月19日
西田直斗(内野手/阪神)※
▼ 6月20日
ファイフ(投 手/西武)
▼ 6月30日
ドレイク(外野手/日本ハム)
▼ 7月6日
リベロ(内野手/ヤクルト)
▼ 7月7日
ロジャース(内野手/阪神)
▼ 7月10日
岩崎達郎(内野手/中日)※
▼ 7月21日
メヒア(内野手/広島)※
▼ 7月28日
青山 誠(外野手/巨人)※
増田大輝(内野手/巨人)※
▼ 7月31日
田中貴也(捕 手/巨人)※
八百板卓丸(外野手/楽天)※
宋 家豪(投 手/楽天)※