田中将大,
本拠地でのタイガース戦に先発し6回2失点で降板した田中将大

● ヤンキース 0 - 2 タイガース ○
<現地時間8月2日 ヤンキー・スタジアム>

 ヤンキースの田中将大が2日(日本時間3日)、本拠地でのタイガース戦に先発し、6回2失点(自責1)と好投したものの10敗目(8勝)を喫した。田中のシーズン2ケタ敗戦は、楽天時代も含めプロキャリアで初となった。

 降雨のため、予定より約1時間半遅れて始まったこの試合。田中は初回、先頭のキンズラーに左前打を許すと、2番アドゥチは中前打、3番アップトンにも左翼への二塁打を許し、いきなり3連打を浴び先制点を許した。

 それでも続く無死二、三塁のピンチで、4番カブレラ、5番カステラノスを連続三振。6番マルティネスも中飛に打ち取り、何とか初回を最少失点で切り抜けた。

 2回以降は落ち着きを取り戻したが、0-1の4回は思わぬ形で失点した。二死一塁の場面で8番マキャンに右中間寄りの中前打を許すと、この打球を中堅・エルズベリーがファンブル。さらに拾い上げようとしたボールも手につかず、処理をもたつく間に一塁走者の生還を許してしまった。

 5回、6回は無失点で切り抜けた田中だが、0-2の状況で降板。6回100球を投げ、6安打7奪三振1四球の内容。自責点は1のため防御率は4.93となった。

 田中は先発としての仕事を果たしたが、この日のヤンキースは打線が振るわず。序盤から好機を逸し続けると、6回の無死二、三塁の場面でも、5番グレゴリアスが遊飛に倒れるなど3者連続凡退で無得点。約3時間の中断を挟んだあとの8回以降も得点を奪えず、完封負けで本拠地2連敗となった。

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