一昨年はリーグ優勝をファンと喜びを分かちあったが、今シーズンは、ここまでなかなか成績が振るわないヤクルトスワローズ。大きな連敗や離脱者など、ファンにとっては暗いニュースが多いかもしれない。
ここまでのヤクルトそして今のヤクルトを、ファンは実際にはどう思っているのだろうか?
その真意をニッポン放送のスワローズ女子・新保友映アナウンサーに聞いてみた。
――― 今年はファンにとってはつらい年になっているかもしれません。まずは交流戦突入から1分け10連敗…。連敗中のファンの心境を聞かせて下さい。
交流戦がスタートした日から連敗が続いて、ついに10となってしまい、辛くて…。間に引き分けを挟んだので、必死に「引き分け挟んでの!10連敗」と、あの頃は引き分けを強調していました(笑)この10連敗ストップの日は、もういてもたってもいられなくなり、ちょうど仕事が休みだったこともあって、朝、「もしチケットが残っていれば、行こう!」と思い立ち、ネットで購入。マリンに向かいました。
この日は打順を1番から5番、全部入れ替えていたんですよね。その入れ替えが功を奏して開始4分で2点先制。傘を振るのが嬉しい忙しさでした!9対6で勝った時は、優勝したかのような嬉しさでした。
※6月11日 ZOZOマリン ロッテ×ヤクルト 9-6
これだから応援するって楽しいよな、と心の底から思いました。近くに座っていたロッテファンの男性も「おめでとう!」と言って下さり、野球ファンって素敵だなあとしみじみ感じました。
――― そしてヤクルトはその後、14連敗がありました。連敗をストップした瞬間、何を思いましたか?
10連敗の時も苦しかったですが、その時はジャイアンツが13連敗していて、そちらばかり注目されていて。でも14連敗の時はシーズン2度の10連敗は47年ぶりなど、いろいろ悲しい記録も作り目立つようになっていて、しかも、7月7日には9回5点差を逆転される、という出来事もあって…。苦しかったです。
が!復活の象徴:由規投手が先発の試合、そして山田哲人選手のホームランが出たりして連敗ストップできた瞬間は嬉しくて叫びました!そして、周りのスワローズファンの方とハイタッチ!!!
※7月22日 神宮球場 ヤクルト×阪神 6-2
私と息子で感慨深くヒーローインタビューを眺めていたら、小学生くらいのスワローズファンの男の子も話しかけてきてくれて「やっと勝ちましたね!」と。その子とも抱き合いました。みんな勝ってほしいという気持ちを共有したかったし、勝った喜びを分かち合いたかった14戦+1戦だったんだな、と実感しました。
――― 嬉しい時もありましたね。7月26日には2試合連続のサヨナラ。球史に残る10得点差を逆転してのサヨナラ勝利でした。新保アナも当日の『ショウアップナイターハイライト』内で神宮球場の途中経過を伝えながら、驚きを隠せなくなりましたね(笑)
この日は、水曜日だったので有楽町のスタジオ担当の日でした。スワローズ戦は、この日はニッポン放送での中継試合ではありませんでしたが、いつもスワローズの得点経過は気にしていて、途中で10失点…。ああ、今日も負けるかぁ、と思っていたら、私の担当しているショウアップナイターハイライト放送時間中にどんどん追い上げて、番組終了間際で10対10!もう、気が気ではありませんでした。
その後は、スタジオのテレビで観戦。大松選手、5月にもサヨナラホームランを放っているので、内心期待しつつ、いやいやここで期待しすぎちゃいけないぞ、など一人、心の中でいろいろ呟きながら見ていたら!!!なんと!サヨナラの瞬間はスタジオで叫びました!当日のスタジオディレクターさんも、サヨナラホームランに驚きつつ、私の興奮ぶりに笑っていました。
※スタジオディレクターにこっそり撮られているのに気が付いていない新保アナ
実は前日のサヨナラ勝ちの試合も観に行っていたので、形は違えど2試合連続のサヨナラ勝ちに喜びも倍増でした。
―――連敗が続いて新保アナも気が気じゃない日が続いたと思います。ヤクルトファンは本当に我慢強いですね?
連敗はしていますが、いろんな楽しみをくれているので、今シーズンも大好きです(笑)14連敗中にオールスター休みが挟まれて、スワローズの試合がない日が4日続いたんですよね。その時は、スワローズ不足になってしまって、youtubeに上がっている、スワローズの好プレー集などを見始めていた自分がいました。
負けた日は悲しいし、機嫌も少し(?)悪くなりますが(笑)、翌日起きた瞬間からその日の試合が楽しみなくらい、好きです。そりゃもちろん、強いスワローズであればそれが一番嬉しいです。
でも、強いスワローズが好き、というよりは、どんなスワローズでも好き、なんだと思います。選手、スタッフ、裏方さん、そしてファンのみなさんの雰囲気、空気感が全部好きだから応援している、というのが正直なところでしょうか。
―――今シーズンは観戦に何回?取材に何回?神宮へ?
※取材中の神宮球場
観戦にはここまで13回。神宮がメインですが、東京ドームや横浜スタジアムへも。取材も同じくらいの回数です。他の仕事との調整も難しくなかなかいけないのが悔しいです。取材は神宮が一番多いです。東京ドームで試合の時に行くこともあります。
―――毎月コラムを担当している「月刊 丸ごとスワローズ」の『スワイルボイス』。第34号では藤井亮太選手にインタビューをしています。新保アナから見た藤井選手の魅力ってどんなところでしょうか?
とにかく守備が好きです!今年の活躍で「忍者」と呼ばれていますが、本当に忍者のような身のこなしでいろんなところに走って飛んで守ってくれます。もともとキャッチャー登録ということが信じられないくらい。(このあたりの守備の上手さのエピソードを誌面で書かせていただいています)インタビューさせていただいた時に「いやー、エラーもありますけど…」と謙遜されていましたが、この守備には魅了されること間違いなしですので、是非注目してみてください!
藤井選手のインタビューは「月刊丸ごとスワローズ」第34号、新保アナのコラム『スワイルボイス』内で掲載されています。
34号の発売は以下の日時で神宮球場で無料配布予定。
8月8日 (火)対 横浜DeNA
8月9日 (水)対 横浜DeNA
8月10日(木)対 横浜DeNA
1部400円(税込)で1都3県(東京・神奈川・千葉・埼玉)の主要コンビニ、産経新聞販売店でも販売。
また、サンスポe-shop(http://www.sanspo-eshop.com/ec/product/category/24)でもお買い求め頂けます。
8月2日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター』では解説・若松勉さんが、「藤井選手はグラブを変えなきゃダメですよ」と、様々なポジションをこなす藤井選手にアドバイスを送っていました。
https://baseballking.jp/ns/126598
このアドバイスで今後の藤井選手のグラブは変わるのか?
そしてスワローズのユーティリティープレーヤー・藤井亮太選手の華麗な守備は、ぜひスタジアムに足を運んでご覧になって下さい。
ここまでのヤクルトそして今のヤクルトを、ファンは実際にはどう思っているのだろうか?
その真意をニッポン放送のスワローズ女子・新保友映アナウンサーに聞いてみた。
――― 今年はファンにとってはつらい年になっているかもしれません。まずは交流戦突入から1分け10連敗…。連敗中のファンの心境を聞かせて下さい。
交流戦がスタートした日から連敗が続いて、ついに10となってしまい、辛くて…。間に引き分けを挟んだので、必死に「引き分け挟んでの!10連敗」と、あの頃は引き分けを強調していました(笑)この10連敗ストップの日は、もういてもたってもいられなくなり、ちょうど仕事が休みだったこともあって、朝、「もしチケットが残っていれば、行こう!」と思い立ち、ネットで購入。マリンに向かいました。
この日は打順を1番から5番、全部入れ替えていたんですよね。その入れ替えが功を奏して開始4分で2点先制。傘を振るのが嬉しい忙しさでした!9対6で勝った時は、優勝したかのような嬉しさでした。
※6月11日 ZOZOマリン ロッテ×ヤクルト 9-6
これだから応援するって楽しいよな、と心の底から思いました。近くに座っていたロッテファンの男性も「おめでとう!」と言って下さり、野球ファンって素敵だなあとしみじみ感じました。
――― そしてヤクルトはその後、14連敗がありました。連敗をストップした瞬間、何を思いましたか?
10連敗の時も苦しかったですが、その時はジャイアンツが13連敗していて、そちらばかり注目されていて。でも14連敗の時はシーズン2度の10連敗は47年ぶりなど、いろいろ悲しい記録も作り目立つようになっていて、しかも、7月7日には9回5点差を逆転される、という出来事もあって…。苦しかったです。
が!復活の象徴:由規投手が先発の試合、そして山田哲人選手のホームランが出たりして連敗ストップできた瞬間は嬉しくて叫びました!そして、周りのスワローズファンの方とハイタッチ!!!
※7月22日 神宮球場 ヤクルト×阪神 6-2
私と息子で感慨深くヒーローインタビューを眺めていたら、小学生くらいのスワローズファンの男の子も話しかけてきてくれて「やっと勝ちましたね!」と。その子とも抱き合いました。みんな勝ってほしいという気持ちを共有したかったし、勝った喜びを分かち合いたかった14戦+1戦だったんだな、と実感しました。
――― 嬉しい時もありましたね。7月26日には2試合連続のサヨナラ。球史に残る10得点差を逆転してのサヨナラ勝利でした。新保アナも当日の『ショウアップナイターハイライト』内で神宮球場の途中経過を伝えながら、驚きを隠せなくなりましたね(笑)
この日は、水曜日だったので有楽町のスタジオ担当の日でした。スワローズ戦は、この日はニッポン放送での中継試合ではありませんでしたが、いつもスワローズの得点経過は気にしていて、途中で10失点…。ああ、今日も負けるかぁ、と思っていたら、私の担当しているショウアップナイターハイライト放送時間中にどんどん追い上げて、番組終了間際で10対10!もう、気が気ではありませんでした。
その後は、スタジオのテレビで観戦。大松選手、5月にもサヨナラホームランを放っているので、内心期待しつつ、いやいやここで期待しすぎちゃいけないぞ、など一人、心の中でいろいろ呟きながら見ていたら!!!なんと!サヨナラの瞬間はスタジオで叫びました!当日のスタジオディレクターさんも、サヨナラホームランに驚きつつ、私の興奮ぶりに笑っていました。
※スタジオディレクターにこっそり撮られているのに気が付いていない新保アナ
実は前日のサヨナラ勝ちの試合も観に行っていたので、形は違えど2試合連続のサヨナラ勝ちに喜びも倍増でした。
―――連敗が続いて新保アナも気が気じゃない日が続いたと思います。ヤクルトファンは本当に我慢強いですね?
連敗はしていますが、いろんな楽しみをくれているので、今シーズンも大好きです(笑)14連敗中にオールスター休みが挟まれて、スワローズの試合がない日が4日続いたんですよね。その時は、スワローズ不足になってしまって、youtubeに上がっている、スワローズの好プレー集などを見始めていた自分がいました。
負けた日は悲しいし、機嫌も少し(?)悪くなりますが(笑)、翌日起きた瞬間からその日の試合が楽しみなくらい、好きです。そりゃもちろん、強いスワローズであればそれが一番嬉しいです。
でも、強いスワローズが好き、というよりは、どんなスワローズでも好き、なんだと思います。選手、スタッフ、裏方さん、そしてファンのみなさんの雰囲気、空気感が全部好きだから応援している、というのが正直なところでしょうか。
―――今シーズンは観戦に何回?取材に何回?神宮へ?
※取材中の神宮球場
観戦にはここまで13回。神宮がメインですが、東京ドームや横浜スタジアムへも。取材も同じくらいの回数です。他の仕事との調整も難しくなかなかいけないのが悔しいです。取材は神宮が一番多いです。東京ドームで試合の時に行くこともあります。
―――毎月コラムを担当している「月刊 丸ごとスワローズ」の『スワイルボイス』。第34号では藤井亮太選手にインタビューをしています。新保アナから見た藤井選手の魅力ってどんなところでしょうか?
とにかく守備が好きです!今年の活躍で「忍者」と呼ばれていますが、本当に忍者のような身のこなしでいろんなところに走って飛んで守ってくれます。もともとキャッチャー登録ということが信じられないくらい。(このあたりの守備の上手さのエピソードを誌面で書かせていただいています)インタビューさせていただいた時に「いやー、エラーもありますけど…」と謙遜されていましたが、この守備には魅了されること間違いなしですので、是非注目してみてください!
藤井選手のインタビューは「月刊丸ごとスワローズ」第34号、新保アナのコラム『スワイルボイス』内で掲載されています。
34号の発売は以下の日時で神宮球場で無料配布予定。
8月8日 (火)対 横浜DeNA
8月9日 (水)対 横浜DeNA
8月10日(木)対 横浜DeNA
1部400円(税込)で1都3県(東京・神奈川・千葉・埼玉)の主要コンビニ、産経新聞販売店でも販売。
また、サンスポe-shop(http://www.sanspo-eshop.com/ec/product/category/24)でもお買い求め頂けます。
8月2日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター』では解説・若松勉さんが、「藤井選手はグラブを変えなきゃダメですよ」と、様々なポジションをこなす藤井選手にアドバイスを送っていました。
https://baseballking.jp/ns/126598
このアドバイスで今後の藤井選手のグラブは変わるのか?
そしてスワローズのユーティリティープレーヤー・藤井亮太選手の華麗な守備は、ぜひスタジアムに足を運んでご覧になって下さい。