○ マーリンズ 2x － 1 パドレス ●
＜現地時間8月26日　マーリンズ・パーク＞

　マーリンズのイチローが26日（日本時間27日）、本拠地でのパドレス戦に代打で出場し、球団の代打安打記録を塗り替える左前打を放った。チームは延長11回にサヨナラ勝ちを収め貯金「2」。5番手の田沢純一に3勝目（3敗）が付いた。

　この日も「プレイヤーズ・ウィークエンド」と題されたイベントデー（現地時間27日まで実施）で、各選手がニックネーム入りのユニフォームを着用。「ICHI」は1－1の7回裏、無死一塁の場面で登場し、パドレスの2番手右腕・メートンから、図ったかのように左翼線へ落とす左前打を放った。

　イチローはこの安打で、球団のシーズン代打安打記録を「22」に更新。さらに、メジャー記録の28安打にも、残り6本に迫った。「ICHI」のチャンスメイクで無死一、三塁としたマーリンズだったが、頼みの上位陣が立て続けに凡退し、勝ち越し点は奪えず。イチローはその後の守備には就かず、打率は.252となった。

　試合は1－1のまま延長戦に入り、11回表に田沢が登板。1安打を許したものの1回無失点と役割を果たし、今季の防御率を5.05とした。するとその裏、マーリンズは一死三塁の好機を作ると、パドレス守備陣が内野5人シフトを敷くなか、8番ロハスが右犠飛を放ちサヨナラ。3連勝で今季の通算成績を65勝63敗とした。