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遅れてきた社会人出身の「88年世代」

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DeNA・宮崎敏郎(C)KYODO NEWS IMAGES

DeNAの鍵を握る宮崎敏郎


 日本時間8月28日、田中将大(ヤンキース)が日本人投手として初となる4年連続2桁勝利を達成した。また、前田健太(ドジャース)もすでに12勝をマークしている。両選手は高校時代から第一線で活躍する「1988年世代」(1988年4月2日-1989年4月1日)。同世代の高卒組としては、坂本勇人(巨人)や梶谷隆幸(DeNA)らがおり、大卒組にも柳田悠岐(ソフトバンク)、秋山翔吾(西武)ら球界を代表する選手が名を連ねている。

 これまでは高卒組・大卒組にスポットが当たり続けてきた「88年世代」だが、今シーズンは社会人からプロ入りを果たした選手が注目を集めている。

 その筆頭格がセ・リーグの首位打者争いを繰り広げる宮崎敏郎(DeNA)。佐賀県・巌木高校から日本文理大を経てセガサミーへ。高卒組から遅れること6年、2012年ドラフト6位でDeNAに入団した。

 昨シーズンは規定打席に届かなかったものの、打率.291(302打数88安打)と一定の成績を残し、今シーズンはケガによる離脱もありながら、復帰後に首位打者へ躍り出ると好調をキープ。依然として打率.321で首位打者争いのトップに立つなど、筒香嘉智、ロペスの後ろを打つ5番打者として存在感を示している。


チャンスをモノにした藤井亮太


 今シーズンのヤクルトは選手会長でもある川端慎吾がキャンプから離脱した。正三塁手不在のまま開幕を迎えることとなり、西浦直亨、谷内亮太、荒木貴裕らが起用されたが定着には至らず、最終的にスタメンの座を掴んだのは藤井亮太だった。藤井は兵庫県・高砂南高校から東海大学海洋学部を経てシティライト岡山でプレー。2013年ドラフト6位でヤクルトに捕手として入団した。

 藤井は本来捕手登録ではあるが、内外野ともにこなせる器用さを持った選手。実際、昨シーズンまでは外野での起用がもっとも多かった。今シーズンは開幕一軍を逃したものの、5月に昇格すると三塁手で起用されスタメンに定着。ここまで打率.259(255打数63安打)を記録している。シーズン途中に新外国人のリベロを獲得したことで併用されることもあるが、今シーズンに限ってほぼレギュラーを奪取したといっても過言ではないだろう。

 その他にも社会人組では、第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表入りを果たした石川歩(東京ガス⇒ロッテ)、秋吉亮(パナソニック⇒ヤクルト)も同世代。今季はケガや不調もあり思うような成績を残せていないが、高卒組から7年遅れでプロ入りを果たし、日本代表にまで上り詰めた。

 また、昨年のドラフトでは菊沢竜佑が相双リテックからヤクルトに6位で指名され入団。28歳(現29歳)のオールドルーキーとして注目を集めたが、未だ一軍での登板機会はない。高卒組、大卒組がクローズアップされることの多い「88年世代」ではあるが、社会人組にも好選手が揃っており、改めて優れた選手が多かった世代であることが見えてくる。

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