藤平尚真 ,
楽天・藤平尚真(C)KYODO NEWS IMAGES

● 日本ハム 1 - 6 楽天 ○
<19回戦 富山>

 楽天が連敗を10でストップ。先発のドラフト1位右腕・藤平が、7回1安打無失点の快投。プロ2勝目(2敗)も、チームの大型連敗を止める価値ある白星となった。

 藤平は初回、二死から3番大谷に四球を与えたものの、続く4番中田を見逃し三振斬り。2回からは5イニング連続で3者凡退に抑え、初回の中田から無安打のまま16打者連続アウトを記録した。

 1-0の7回、先頭の2番松本に二塁打を浴びノーヒットノーランは消滅。それでも同点のピンチで、大谷を空振り三振。続く中田、レアードも落ち着いて打ち取り、最大のピンチを無失点で切り抜けた。

 藤平は直球、変化球とも制球力抜群で、7回109球を投げ、1安打8奪三振1四球の快投。これでチームの6連敗を止めた8月22日のプロ初勝利に続き、またしても“連敗ストッパー”としてチームを救った。

 打線は0-0の5回、二死から9番オコエが二塁打で出塁。その後、相手先発・上沢のボークで二死三塁となったあと、1番島内がチーム41イニングぶりとなる適時打を中前へ運んだ。

 1点リードの8回も、二死から3番岡島、4番ペゲーロの連打で一、三塁。このチャンスで5番銀次、6番ウィーラーの連続適時打で3-0とすると、四球を挟んだあと、8番嶋が5-0となる2点適時二塁打を放った。9回には島内がダメ押しの13号ソロを左翼席へ。久々の2ケタ10安打で、計6点を奪った。

 楽天は8回から、福山、松井裕の継投で逃げ切り勝ち。18歳の快投に打線が応え、ようやく長いトンネルを抜け出した。

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