先制打を放った広島・松山竜平(C)KYODO NEWS IMAGES

● 阪神 2 - 3 広島 ○
<24回戦 甲子園>

 広島が2位・阪神との直接対決を制し、2年連続8度目のリーグ優勝。連覇は1979、80年以来、球団史上2度目となった。

 広島は初回、二死三塁の好機を作ると、32歳の誕生日を迎えた4番松山が、先制となる中前適時打を放った。4回は6番安部の死球、8番会沢の右前打で一死一、三塁の好機を作ると、9番野村のスクイズで2点目を奪った。

 野村は投げても立ち上がりから安定。2-0の4回に5番中谷にソロ本塁打を浴びたが、6回6安打1失点の好投で後続にマウンドを譲った。だが、1点リードの7回、2番手・一岡が代打・陽川に同点被弾。これで野村の10勝目は消滅した。

 2-2の8回、広島は連続四球などで一死一、二塁の好機を作ると、5番バティスタが決勝点となる適時打を左前へ。8回以降はジャクソン、中崎が1イニングずつを締め、敵地で歓喜の輪を作った。

◆ 代役の薮田、松山らが即結果、常に激しかったチーム内競争

 今季の広島は、開幕2戦目から怒涛の10連勝をマーク。その後は主力に離脱者が相次ぎ、不安定な時期もあったが、5月28日以降は一度も首位の座を明け渡すことなくゴールテープを切った。

 投手陣は前年限りで黒田が引退、沢村賞のジョンソンは2度も戦列を離れたが、先発陣は野村を中心に奮投。先発に転向した薮田は白星を量産し、救援陣では今村、一岡がシーズンを通してブルペンを支えた。

 野手陣では不動の田中、菊池、丸の“タナキクマル”が、昨季に続き走・攻・守でチームをけん引。鈴木は不動の4番打者に成長し、鈴木離脱後は松山が、代役4番の責務を果たした。その他にも会沢、安部、西川らが出番を増やし、シーズン途中に支配下登録されたバティスタも活躍。チーム内競争は昨季よりも激しく、全体的にレベルアップした。

 今後は昨季に続き、リーグ王者としてクライマックスシリーズ突破、さらに1984年以来、球団史上4度目となる日本一を目指す。

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ベースボールキング編集部

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