5回広島二死一塁、鈴木の二ゴロ失策の間に菊池が生還。捕手小林=京セラドーム(C)KYODO NEWS IMAGES

 広島が18日の阪神戦に勝利し、リーグ2連覇を達成した。

 2連覇した広島は、チーム打率.274、706得点、147本塁打など多くの打撃部門でリーグトップを記録するなど打撃力に注目を集めたが、隙のない走塁で1点を奪っていた印象が強い。

 リーグ優勝を決めた18日の阪神戦でも、1点リードの4回一死一塁から会沢翼が放ったライト前ヒットで、一塁走者の安部友裕が一気に三塁へ進塁し、野村祐輔のスクイズでホームへ生還した。

 特にインパクトを与えたのが、7月25日と26日の巨人戦で見せた走塁ではないだろうか。7月25日の巨人戦では、0-0で迎えた8回一死二塁から代打・西川龍馬が放った一、二塁間のゴロを、巨人の二塁・マギーが弾き、もたついている間に二塁走者の安部友裕が一気にホームイン。

 翌26日の巨人戦でも、5回二死一塁から鈴木誠也が放った打球を、二塁のマギーが後逸。打球がセンター方向に転々としている間に、一塁走者の菊池涼介が躊躇することなく、一塁から一気に生還した。山本昌氏は「あのプレーでホームインを許したのは初めて見ましたので、菊池選手のナイス走塁だと思いますね」(同日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人-広島戦』)とべた褒めした。

 山崎武司氏は「足があるというのは脅威ですよね」(7月25日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人-広島戦』)と舌を巻いた。

 また、新井貴浩、エルドレッド、松山竜平といった決して足が速いといえない選手たちも、常に全力疾走し次の塁を狙う姿勢を見せる。4月8日のヤクルト戦では、0-0の2回二死一、三塁から一塁走者の安部がスタートを切ると、捕手・中村悠平が二塁へ送球する間に、三塁走者の新井貴浩がその隙を突いてホームスチールを決めたということもあった。

 次の塁を積極的に狙う姿勢がリーグトップの108盗塁、706得点に繋がり、広島の勝利に結びついたといえそうだ。

(ニッポン放送ショウアップナイター)

この記事を書いたのは

岩下雄太

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