広島の床田寛樹は6日、国内FA権を行使することを表明した。
広島はこのオフ、FA権行使を表明したのは森下暢仁、坂倉将吾に続いて3人目。昨季首位打者と最高出塁率の二冠王に輝いた小園海斗も戦力外通告を受けた。森下、坂倉、床田の3人は残留の可能性があるとはいえ、主力の流出は避けられない状況になっている。
逆にいえば、既存選手にはチャンスが増えると言える。森下、床田が仮に退団をしたとしても、エース格には先発転向1年目となった今季、19試合・121回1/3を投げ、防御率2.89をマークした栗林良吏がいる。そこに、森翔平、玉村昇悟が栗林に続けと先発の軸に名乗りを上げることができるか。先発、リリーフの両方をこなした鈴木健矢、岡本駿もいる。先発の頭数の少なさは懸念材料ではあるが、来年の春から結果を残せば、開幕ローテーション、その先の先発ローテーション入りが見えてくる。
そんな中で、6日にソフトバンク・東浜巨を無償トレードで獲得。東浜は今季一軍登板はないが、17年に最多勝を獲得するなど、通算180試合・1043回2/3を投げ、76勝46敗、防御率3.30の実績を持つ。今季は一軍登板がなかったが、ファームで12試合・57回を投げ、6勝4敗、防御率2.37の成績を残した。戦力層の厚いソフトバンクでは今季、一軍の登板のチャンスはなかったが、広島では一軍で登板するチャンスは多く巡ってきそうだ。
野手陣も小園が退団し、坂倉もFA権行使を表明。坂倉が移籍となれば、計算のできる野手、打線の核となる選手がいない状況になりそうだが、若手、中堅、ベテランとレギュラーを勝ち取るチャンスでもある。来季からは指名打者制がセ・リーグでも採用され、守れなくても打てれば指名打者での出場の可能性も広がる。
チャンスとばかりに目の色を変えて秋、冬を過ごす選手が一人でも増えれば、チーム力も上がるはずだ。