中日の本拠地・バンテリンドームは今季からホームランウイングが新設されたが、打線や投手陣に大きな効果がもたされたのだろうかーー。
球場が広いことで知られるバンテリンドームだが、今季からホームランウイングを導入。これにより、フェンス高を現行の4.8mから3.6m(ソフトラバーフェンス2.6m+ネットフェンス1.0m)、右中間・左中間まで各116mから各110mに変更された。
ホームランウイング新設前は“投手有利”の球場で、24年がチーム防御率2.99、25年がチーム防御率2.97と2年連続でチーム防御率は2点台を記録。一方で、チーム本塁打は17年に111本塁打を記録したのを最後に、18年から8年連続でチーム本塁打が100本に届かず。昨季もチーム本塁打83本で、本拠地・バンテリンドームでの本塁打は35本だった。
ホームランウイングが新設された今季、チーム本塁打はリーグ3位の121本。本拠地バンテリンドームでのチーム本塁打も70本に増えた。昨季20本塁打以上放った選手は細川成也の20本のみだったが、今季は細川成也が25本、サノーが23本放った。野手陣にはホームランウイング設置が一定の効果があったとはいえる。
一方投手陣は25年が被本塁打29本だったが、今季は被本塁打59本と倍以上本塁打を打たれてしまった。投手陣には、厳しい環境になってしまった。昨季2桁の被本塁打を浴びたのは髙橋宏斗の11本のみだったが、大野雄大が18被本塁打、金丸夢斗が16被本塁打、マラーと柳裕也が11被本塁打。大野は前年の6被本塁打から3倍被本塁打を浴びた。
ホームランウイング新設1年目の今季を経て、バッテリー、打線がどう来季に向けてアプローチしていくのか。投打ともにホームランウイングを味方にしていきたい。