今季最下位に沈んだ中日は来季、工藤公康新監督のもと巻き返しを図る。
工藤監督はソフトバンク監督時代に7年間で3度のリーグ優勝、5度の日本一に導いた名将だ。中日は落合博満氏が監督時代の04年〜11年の間に4度のリーグ優勝1度の日本一と黄金時代を築いたが、12年以降はAクラスが2回。クライマックスシリーズ出場も12年を最後に出場がなく、長い低迷の時期に入っている。工藤監督が中日を立て直すことができるか注目だ。
これまで日本一に導いた監督が、Bクラスのチームを率いたケースが何度かある。野村克也氏がそうだ。野村氏はヤクルト監督時代に90年からの9年間で4度のリーグ優勝、3度の日本一に導き、99年から当時低迷していた阪神の監督に就任。
この年中日が開幕11連勝と快進撃していた中、阪神も白星を積み重ねていき6月には一時首位に浮上したが、失速し最下位に終わった。結局、野村氏が監督を務めた3年間で阪神は3年連続最下位に終わった。
さらに遡れば古葉竹識氏は広島監督時代に75年に初優勝、79年、80年、84にリーグ優勝・日本一を達成するなど、11年間で4度のリーグ優勝、3度の日本一に導いた。87年に監督就任した大洋(現DeNA)では1年目が5位、2年目が4位、3年目が最下位に終わり退任した。
日本一監督が、Bクラス常連のチームで指揮を取り、苦戦する傾向にあるが、工藤監督は中日を立て直し、落合監督時代以来となる中日黄金時代を作ることができるだろうか。