リーグ連覇を達成した広島のナイン(C)KYODO NEWS IMAGES

「移動日のゲームはベテランに気を遣いながら若手を抜擢したり、上手くやり繰りをしていますよね」(大矢明彦氏:8月20日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 広島-ヤクルト戦』)

「今日はレフトでバティスタ、エルドレッドを休ませていますので、この辺の使い方ですよね。若手とベテランの使い方が上手」(若松勉氏:7月30日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 広島-ヤクルト戦』)

 大矢氏と若松氏が話したように、今年の広島は“若手”と“ベテラン”の使い方が上手かった。

 チーム最多の27本塁打を記録するエルドレッドは、休養明けの翌日にスタメン出場した試合で、打率.288(90-26)、8本塁打、24打点の成績を残している。

 特に5月は5日の阪神戦で2本塁打4打点、9日のヤクルト戦で1本塁打4打点、13日の巨人戦で2本塁打4打点、27日の巨人戦で1本塁打4打点と、休養した効果がてき面した形だ。

 代打で存在感を示す2年目・西川龍馬は、一塁の新井貴浩、エルドレッドの休養日、安部友裕が離脱時には三塁でスタメン出場した。8月6日のDeNA戦から16日の阪神戦にかけて9試合連続出場し、12日の巨人戦で決勝の本塁打を放つなど、その間打率.314(35-11)、1本塁打、4打点の活躍を見せた。

 また、新井は代打で出場した7月7日のヤクルト戦で逆転3ランを放てば、スタメンで出場した日9月16日のヤクルト戦で、ライト最前列に突き刺す本塁打を記録。代打とスタメンで、変わらぬ働きを見せた印象だ。

 16日に放送された『ショウアップナイタースペシャル 広島-ヤクルト戦』で解説を務めた田尾安志氏も「緒方監督が(就任した)一昨年くらいですかね、なかなかベテランを休ませられずに代わりがいない。成績を下げてしまったという反省から、休ませながらいい状態を続けさせようと去年ぐらいからやっていますよね。そういうことができるメンバーがいるということですよね」と評価する。

 連覇の要因のひとつとなった若手とベテランの融合は、選手層が厚くなったからこそできた起用法といえそうだ。

(ニッポン放送ショウアップナイター)

この記事を書いたのは

岩下雄太

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