ニュース 2017.09.19. 17:30

東大、30季ぶりの勝ち点ならず…宮台「僕のせい」

東京六大学野球 秋季リーグ戦 第2週
3回戦 東大10 - 13慶大(神宮球場)

 今秋のドラフト候補の4年生に注目が集まる秋季リーグ戦。東京六大学野球は、東大-慶大の3回戦が行われた。

 1回戦は東大・宮台の完投勝利。台風接近による中止を挟み、2回戦は慶大が勝利し、1勝1敗で迎えた3回戦。

 1点を追う慶大は3回、4番・岩見(4年・比叡山)が0ボール-1ストライクから、東大の先発左腕・宮台(4年・湘南)の内角直球を左翼席へライナーで運ぶ逆転3ランを放った。今秋、自身初の本塁打でリーグ通算15本目となり、石井浩郎(早大OB)らと並び歴代12位タイに浮上した。

 東大・先発左腕の宮台(4年・湘南)は、3回に3番・柳町(慶應・2年)の打球を右ふくらはぎに受けながらも投げ続けたが、直後に逆転を許し、4回途中70球7安打8失点(自責7)で降板。

 その後両チーム得点を奪い合い、東大は7回に5点、慶応は7回に2点、8回に3点を挙げた。7点を追う9回に東大は4点を挙げて追い上げるも、反撃はここまで。2002年秋以来15年ぶり、30季ぶりの勝ち点とはならなかった。

【コメント】
慶大・岩見
「(逆転3点本塁打は)ちょっと詰まっていた。伸びてくれ、と思っていたら、風に運ばれて越えてくれた。(16日の)1回戦では宮台にストレートで押されていた。春より状態は良かったのでは。きょうは本調子ではなさそうだったので、そういうときに打てないとダメだな、と。絶対に打ってやろうと思っていた。(通算15本塁打で歴代12位タイ)偉大な先輩方とそこに一緒に名前が、というのは光栄。(この先も本塁打を期待されるが)ここから1本も打てなくても、優勝することの方がすごく嬉しい。私情を挟まないように、(本塁打のことは)自分の中に留めておこうかな、と」

東大・宮台
「(追い上げるも敗戦となったのは)僕のせい。同じピッチングをしたら、向こうも対応してくる。組み立て方もそうだし、向こうは1回戦でボールを見てるんで。(配球を変えるなど)できなくても気持ちで抑えるなど、どこかで相手を上回ることが必要。(中2日での登板だったが)投げられたし、身体の状態は問題なかった。(打球が右ふくらはぎに当たった影響は)結果的にはそうだが、それが、というわけではない」

(取材・ニッポン放送アナウンサー洗川雄司)
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