最終戦にリリーフ登板し、13勝目を挙げた前田健太

● ロッキーズ 3 - 6 ドジャース ○
<現地時間10月1日 クアーズ・フィールド>

 ドジャースの前田健太は現地時間1日(日本時間2日)、敵地で行われたロッキーズ戦に3番手としてリリーフ登板。2回無失点の好リリーフで今季13勝目(6敗)を挙げた。

 ポストシーズンはリリーフの一角として挑むことが濃厚な前田は、このレギュラーシーズン最終戦も4回から3番手として登板。1イニング目は四球を出しながらも無失点で抑え、2イニング目には連打を浴びて一死一・二塁とピンチを招くも、後続を内野ゴロ併殺に斬って切り抜けた。

 この日は2回、打者8人に対して28球を投球。被安打2、与四球1も2つの三振を奪って無失点の好投で今季13勝目がついた。

 また、この日は打席で“見せ場”も…。5回二死満塁で回ってきた打席で思い切ったスイングを見せるも、ボールを捉えることが出来ずに空振り。すると、勢い余って前田の手からバットが離れ、バックネット方向まで飛んでいってしまった。

 前田がバットを拾いに行くと、そこにはネクストに控えていたベテランのチェイス・アトリーが。バットを受け取ろうと手を伸ばすも、アトリーはそのバットを持ったままネクストバッターズサークルへ。何をするのかと思いきや、前田のバットにすべり止めスプレーをかけてから手渡し、「しっかりしろ」と言わんばかりにお尻を叩いて気合を注入したのだった。

 これには前田も思わず苦笑い。結局、この打席は遊ゴロに倒れたものの、この一連のやりとりはSNSなどネット上で話題になった。

 勝ったドジャースは今季104勝でフィニッシュ。勝率.642はメジャー全体トップの成績だ。今季で5年連続の地区優勝と圧巻の強さを誇りながら、近年は世界一どころかリーグ優勝からも遠ざかっており、最後のリーグ制覇はワールドチャンピオンに登りつめた1988年までさかのぼる。

 29年ぶりのナ・リーグ制覇、そしてワールドチャンピオンへ。ドジャースの“本当の戦い”はこれから始まる。
 

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ベースボールキング編集部

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