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“山口の抜けた穴”を見事に埋めたDeNA先発陣

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10勝目を挙げ、ラミレス監督(左)と握手を交わすDeNA・浜口=横浜(C)KYODO NEWS IMAGES

石田、今永、井納が活躍


 「シーズン序盤から『山口がいなくなったのは、チームとして大きいのではないですか』と質問はたくさん受けましたけど、いつも言っていましたが全然大丈夫。彼に代わる選手が(ローテーションに)入ってくると言い続けていました。本当に(2ケタ投手が)3人出て、今日も最後の最後に穴を埋めるという部分で見事に証明してくれる勝利となった」。

 DeNAのラミレス監督が、浜口が10勝を挙げた4日の中日戦後の囲み会見でこのように語った。開幕前は巨人にFA移籍した山口俊の11勝の穴をどう埋めるかが最大のポイントだった。また山口が抜けた穴だけでなく、昨季9勝を挙げた石田健大、2年目の今永昇太が2年連続で結果を残すことができるか、新外国人のウィーランド、クライン、ルーキーの浜口遥大などが期待通りの働きを見せることができるかどうかなど不安要素はあった。

 そういった心配も杞憂に終わった。ラミレス監督からエースに指名された石田は、故障で離脱する期間はあったが、9月は4試合に登板して2勝1敗、防御率0.77。特に巨人との3位争いが佳境を迎えた9月23日の中日戦では、6回を無安打に抑えるピッチングを披露した。昨季の9勝を下回る6勝に終わったが、ラミレス監督は「10勝はできませんでしたけど、9月は素晴らしいピッチングをしてくれた。エースといえるようなピッチングをした。ポテンシャルは持っているので、来年は必ず2ケタ勝ってくれると思います」と評価した。

 2年目の今永は、1年間ローテーションを守り抜きチーム最多の11勝。夏場に調子を落としたが、防御率はリーグ4位の2.98。井納翔一は6勝10敗と負け越したもののチーム最多の152回1/3を投げてチームに貢献した。

石田健大
今季成績:18試(106回) 6勝6敗 防3.40

今永昇太
今季成績:24試(148回) 11勝7敗 防2.98

井納翔一
今季成績:25試(152回1/3) 6勝10敗 防3.84


新戦力も期待通りの働き


 新戦力も期待通りの働きを見せた。ドラフト1位の浜口遥大は、四球を出しながらもしっかりとゲームを作り、球団の新人では川村丈夫氏以来となる10勝を挙げた。

 ラミレス監督は浜口について「沖縄からいいパフォーマンスを見せてくれて、非常にポジティブな要素が多い、素晴らしい選手だと思っていた」と語り、「ルーキーなのでシーズンが始まってみると良い時と悪いときもあった。戦列を離れたときもありましたけど、そこから見事にカムバックして、本当に力強く戻ってきてくれて、この日を迎えられたと思います。本当に頑張ってくれたと思います」と労った。

 新外国人投手もクラインは2勝に終わったが、ウィーランドは球団の外国人では最多のシーズン10勝をマーク。規定投球回には届かなかったが、133回を投げて、防御率は2.98。先発投手の成績評価項目のひとつにあたるQS(6回3自責点以内)は、チームトップの17回と試合を作った。

 またウィーランドは投球だけでなく、打撃でも球団では平松政次氏以来となるシーズン3本塁打を記録。特に広島戦では、打率.538(13-7)、3本塁打、9打点を挙げた。中でも、広島の先発ローテのひとりである大瀬良大地からは4打数2安打2本塁打と抜群の相性を誇っている。

 石田、井納、今永に加え、浜口、ウィーランドの活躍も光り、チームの先発投手勝利数は昨季の51勝(52敗)を上回る55勝(46敗)。先発の6番手に課題を残したが、山口が抜けた穴を感じさせなかった。

浜口遥大
今季成績:22試(123回2/3) 10勝6敗 防3.57

ウィーランド
今季成績:21試(133回) 10勝2敗 防2.98

(ニッポン放送ショウアップナイター)
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