ニュース 2017.10.07. 15:30

慶大・岩見が六大通算19号!リーグ歴代通算4位タイに浮上

東京六大学野球 秋季リーグ戦 第5週 1回戦
○ 慶大 5 - 4 明大 ●(延長10回)

 全校から勝ち点を奪う完全優勝を目指す明大と、勝ち点1の慶大が対戦した。

 慶大は2点を追う7回、3番・柳町(2年・慶應)が明大の先発左腕・ドラフト候補の斎藤(4年・桐蔭学園)からソロ本塁打を放つと、続くドラフト候補の4番・岩見(4年・比叡山)が、「ツーシームだったのか…本当に打った球はわからない」と斎藤が投じた135キロの球を右翼席へ放り込み逆転。この本塁打が4試合連続通算19号となり、東京六大学の歴代通算4位タイに浮上した。

 追いつきたい明大も8回に、4番・逢沢(3年・関西)が同点の右前適時打放ち、試合は9回で決着がつかず延長戦。

 延長10回に慶大は、二死満塁から柳町が押し出しの死球を受けて勝ち越し。その裏の明大の攻撃を封じた慶大が先勝し、辛うじて優勝の可能性を残した。

 通算19号本塁打を放ち、高橋由伸(慶大OB)現巨人監督の持つ東京六大学歴代1位の通算23本塁打にあと4本と迫った慶大・岩見は、「あと4本ですか。でも勝たないと喜べない。喜ぶためにも打って勝ちたい」と勝利への執念を口にした。

【慶大・岩見の一問一答】
―― 率直な気持ちを教えてください。
岩見「勝てて良かった。優勝に首の皮一枚で繋がっているので、今日取れて本当に良かったと思います」

―― プロ志望届を提出して初めての試合でした。
岩見「自分の事情とチームの事情は別なので、特にないですね。リーグ戦の目の前の試合をやるだけだと思っています」

―― 4試合連続本塁打が出ました。
岩見「素直に嬉しいです」

―― 全打席どんな気持ちで立ちました。
岩見「(明大の)斎藤は今季状態が良いのかなと思っていた。そこまでチャンスで打てていなくて、どうしても1本打ちたいという場面。僕の前の柳町が同点ホームランを打って、ここで一気に畳みかけたいなというところだった。意識とかはないですけど、自分の役割をこなそうと、それだけです」

―― プレッシャーはありましたか。
岩見「とにかく打とうと思っていました」

―― あと1本で年間最多記録です。
岩見「まだリーグ戦が半分ぐらいなので、積み上げていければいいかなと思うんですけど、明日も打って、そうしたら今日みたいに繋がるかなと思います。1本1本、1打席1打席、自分の役割を果たしていく中で、良い結果が得られればいいかなと思います。それを狙うとかは考えていないです。」

―― 明日の試合に向けて。
岩見「1敗でもすれば優勝がほぼ消えてしまう状況なので、1打席1打席、集中して明日も絶対に勝っていきたいと思います」

(取材・ニッポン放送アナウンサー洗川雄司)
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