試合時間の短縮に貢献した選手は?
日本野球機構は13日、試合をよりスピーディーに進めた選手とチームに送られる「ローソンチケット スピードアップ賞」の受賞者を発表した。
投手部門は、レギュラーシーズンで最も平均投球間隔(無走者時)が短かった投手に、野手部門は、相手投手の平均投球間隔(無走者時)が最も短かった打者に与えられる。また、レギュラーシーズンの平均試合時間(9回試合のみ対象)が最も短かったチームにもチーム賞が与えられる。
▼ 2017年度:スピードアップ賞
セ・リーグ:バルデス(中日) 9.1秒
パ・リーグ:牧田和久(西武) 7.5秒
※先発で120回以上、救援で50回以上投げた投手が対象
<野手>
セ・リーグ:京田陽太(中日) 11.4秒
パ・リーグ:源田壮亮(西武) 12.4秒
※規定打席以上の打者が対象
<チーム>
セ・リーグ:巨人 2時間59分
パ・リーグ:西武 3時間3分
今年度の表彰では投手、野手共に、中日と西武の選手が受賞したが、投手部門のバルデスと牧田和久は昨年度も同賞を受賞している。2年連続で受賞となった牧田は「非常にうれしく思います。スピードアップ賞を狙っているのではなく、あくまでも自分のピッチングスタイルであり、自分の投球技術なので、来年以降もそのスタイルを崩さず、しっかりとチームに貢献できるようにやっていきたいです」とコメント。来季も同様のスタイルを貫くことを誓った。
また、野手は新人遊撃手として存在感を放ったセパの2人が受賞。社会人出身の源田は「特に意識もしていなかったのですが、アマチュア野球では試合時間を短縮しようとしているので、それが習慣づいているのかなと思います。打席に入る時にはあまり考えすぎないように、自分のルーティーンとしてやっているので、いつもスムーズに入れているのかなと思います」と振り返った。
なお、チームとしては西武が、昨季よりも平均試合時間を5分減らして2年連続の受賞。この表彰に関して辻監督は「考えてみると、うちのチームの試合時間は短かったね。でも色々な条件があってのことだから。投手が試合を締めれば短い試合にもなるよね」とコメントした。
▼ 2016年度:スピードアップ賞
<投手>
セ・リーグ:バルデス(中日) 8.5秒
パ・リーグ:牧田和久(西武) 8.1秒
※先発で120回以上、救援で50回以上投げた投手が対象
<野手>
※規定打席以上の打者が対象
セ・リーグ:大島洋平(中日) 12.1秒
パ・リーグ:藤田一也(楽天) 12.3秒
<チーム>
セ・リーグ:巨人 3時間2分
パ・リーグ:西武 3時間8分