シーズン無安打の天敵、今江は初対戦で快音!
楽天の今江年晶が21日、ソフトバンクとのCSファイナルステージ第4戦で、相手の中継ぎ左腕・モイネロから、チームとして今季初安打を放った。
今江は3-4の7回、先頭打者として代打で登場。モイネロが投じた2球目の高め直球を叩くと、打球は中堅へのクリーンヒットとなった。楽天は続く茂木が送りバントを決め一死二塁としたが、2番藤田、3番銀次が立て続けに倒れ、同点に追いつくことはできなかった。
モイネロはイニングをまたぎ8回も登板。4番ウィラー、5番島内を抑え、二死から6番アマダーを迎えたところで、守護神・サファテにあとを託した。楽天はそのまま3-4で敗れ、このシリーズ2勝3敗。ソフトバンクに先に王手をかけられた。
もう1敗もできない状況に追い込まれた楽天だが、モイネロからの快音は光明の一つ。レギュラーシーズンは9度対戦し、対戦防御率0.00どころか、初対戦から32人連続無安打(2四球含む)。このシリーズでも初戦は1イニング3者凡退、第2戦は2/3回で連続凡退と、今江の中前打が出るまで37打者連続で無安打だった。
このシリーズは過去4戦とも接戦続きで、第5戦以降も総力戦が予想される。モイネロ含めたソフトバンク救援陣から、楽天打線が点を奪えるか注目だ。