ニュース 2017.10.26. 10:00

大型スラッガー 慶応大・岩見雅紀

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六大学通算21号本塁打を放った慶応大の岩見
 いよいよ本日行われるプロ野球ドラフト会議。清宮幸太郎(早稲田実業高)、安田尚憲(履正社高)、中村奨成(広陵高)といった高校生のスラッガーに注目が集まっているが、六大学通算歴代3位の21本塁打を放つ岩見雅紀(慶応大)の存在を忘れてはならない。

 岩見は1年浪人して慶応大に入学した苦労人。同学年のプロ野球選手には大谷翔平(日本ハム)、藤浪晋太郎(阪神)、鈴木誠也(広島)、京田陽太(中日)らがいる“大谷・藤浪世代”の選手だ。

 岩見は2年春のリーグ戦終了時点で放った本塁打は0本だったが、2年秋のリーグ戦で2本塁打を記録すると、3年春が4本塁打、3年秋が3本塁打と量産。

 そして4年春のリーグ戦で5本のアーチを描くと、秋のリーグ戦もここまで7本塁打。六大学野球新記録となるシーズン12本塁打を放ち、歴代通算でも3位の通算21本塁打を記録する。

 豪快な本塁打が魅力な岩見だが、三振の数に目を向けると、春のリーグ戦の15三振から秋のリーグ戦はここまで5三振と減少。岩見本人も「三振が減っているのが顕著に出ている。タイミングの取り方、間の取り方をずっと意識してきて、ようやく結果が出てきた」と手応えを掴む。

 確実性が増し、大きく評価を上げた中でのドラフト。上位指名も予想されるが、ドラフトについて岩見は17日に行われた立教大戦後の囲み取材で「僕が選べることじゃないので、僕が思うことは特にないです」とキッパリ。「リーグ戦で優勝するために打てばいいと思っていたので、何も思うことはないですね。申し訳ないです」と話すにとどめた。

 この1年で大きく成長した姿を見せた岩見。大学屈指のスラッガーは、ドラフトで何巡目に指名されるのか注目だ。 

▼岩見雅紀
身長 / 体重:187センチ / 107キロ
投 / 打:右投 / 右打
ポジション:外野手
生年月日:94年7月10日
大学通算:59試 率.291 本21 点53
今秋成績:11試 率.270 本7 点13

(ニッポン放送ショウアップナイター)
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