好リリーフに観客総立ち！
ドジャースの前田健太が現地時間25日（日本時間26日）、アストロズとのワールドシリーズ（WS）第2戦に救援登板。1回1/3を1安打無失点に封じ、これで今季のポストシーズン（PS）は、地区シリーズから6戦連続無失点となった。
前田は4回1失点だった先発・ヒルのあとを受け、0－1の5回表に2番手として登板。相手は強力アストロズ打線で右打者がズラリと並ぶ1番打者からの対戦となった。
先頭のスプリンガーは初球のスライダーでタイミングを外すと、最後は1ボール1ストライク後のツーシームを打たせ中飛に退けた。続くブレグマンには粘られたが、最後はしっかりとストライクゾーンで勝負し左飛。最後は3番アルテューベを右邪飛に仕留め、右打者3人を完璧に封じ込めた。
前田の好テンポが影響したのか、ドジャースはその裏、4回までパーフェクトに封じられていたアストロズ先発・バーランダーから、6番ペダーソンが右中間席へ飛び込む同点ソロを放った。
右腕は続く6回表も続投し、4番コレアと対峙。ここでは2ボール2ストライク後のスライダーを上手く打たれ、これが今季のポストシーズン初被安打となった。
それでも、続くグリエルを捕邪飛に仕留め役割終了。走者をひとり残した状況で降板したが、3番手左腕のワトソンが6番マッキャンを併殺打に仕留めた。
この日もストライク先行で、右打者を封じた前田。これでダイヤモンドバックスとの地区シリーズ2登板、カブスとのリーグ優勝決定シリーズ3登板に続き、ポストシーズンは6戦連続無失点とした。
試合は前田降板後、点の取り合いに発展。ドジャースは8回からモロー、ジャンセンの勝ちパターンを投入するも、それぞれ1点ずつを失い3－3の同点に追いつかれた。延長戦ではアストロズ打線に計3本塁打を浴び6－7で敗戦。本拠地での連勝を逃し、1勝1敗のタイで敵地・ヒューストンに乗り込むことになった。
