悲願のV奪還
ヤフオクドームで行われたソフトバンク-DeNAの日本シリーズ第6戦は、4-3でソフトバンクが勝利。2015年以来、2年ぶり8度目の日本一に輝いた。
昨年は、最大11.5ゲームあったゲーム差をひっくり返されて3連覇を逃す屈辱を味わったソフトバンク。王座奪還を目指し挑んだ今季は、中盤以降、圧倒的は強さを見せつけ、2年前に規則下9月17日のリーグ最速優勝を1日更新する、パ・リーグ史上最速優勝を果たした。
しかし、クライマックスシリーズファイナルステージでは3位楽天に連敗スタート。V奪還に暗雲が垂れ込めたが、リーグ王者の意地をみせ、逆転で日本シリーズ進出を決めた。
日本シリーズでは3連勝スタートでいきなり王手をかけるも、そこから2連敗。この日の試合もビハインドを背負う苦しい展開ながら、土壇場での同点劇、そして劇的サヨナラ勝ちを呼び込み、悲願の日本一に輝いた。
本拠地・ヤフオクドームで7度舞った指揮官は目を真っ赤にしながら「最高の気分でした」と
工藤監督・優勝監督インタビュー
――おめでとうございます。
ありがとうございます。
――今の率直な気持ちを聞かせてください。
苦しかったです。
3連勝した後に2つ負けて、やっぱりもう、選手もそうだと思いますけど、僕自身も、本当に勝たなきゃいけない、負けられないという中で、本当に選手たちが、実力以上の力を出してくれて、本当に強いホークスを、このヤフオク(ドーム)で、ファンの皆さんの前で出せたことが、何よりも僕は幸せです。
ありがとうございます。
――満員の観客の前で、胴上げされた時の気持ちはいかがでしたか?
本当に今までにない、最高の気分でした。選手のみんなありがとう。
――日本シリーズ、第6戦、どんな気分でベンチから見ていましたか?
必ず勝つと、3点取られた時も絶対に追いつくんだと、追い越すんだと、ここで決めるんだと、選手を信じて、采配を振るっていましたけど、みんなが、負けている状況の中で…
内川キャプテン!キャプテン!
(内川を呼び寄せる)
最高の男です。みなさん拍手をお願いします。
――内川選手、見事なホームランでした。せっかくなので一言いただければ。日本一、今どんな気持ちですか?
【内川】
ちょっと興奮して裏で、みんなで騒いでいたので、監督が何をしゃべったのか聞いてなかったので、突然呼ばれてびっくりしたんですけど、
今年はシーズン中もケガをしまして、日本一になれるチャンスをチームメイトみんなが作ってくれたシリーズだと思っていましたので、
最後、それを日本一という形で終われてよかったなと思っています。
みんな本当にありがとうございます。
――ファンにメッセージをお願いします。
本当に一年間、熱い応援、そして今年スローガンにあげた「1(ワン)ダホー!」、心ひとつに、チーム一つに、九州を一つに、日本一を奪還しようと、その思いでやってきました。
みなさんも同じ思いだったと思います。
日本一になりました。
達成できました。
本当にありがとうございました。
(川島)慶三、よく打ったぞ!