新天地でも背番号「34」
ソフトバンクは11日、山田大樹投手の無償トレードが、ヤクルトと合意に達したと発表した。
山田はつくば秀英高から2007年、育成ドラフト1巡目でソフトバンク入り。4年目の10年シーズンから4勝、7勝、8勝と着実に白星を積み重ね、12年は148回2/3を投げ防御率2.78を記録し、育成選手として初の規定投球回クリアを果たした。
だが、13年以降は出番が減り、今季の一軍登板は2試合のみ。それでもウエスタン・リーグでは、10勝5敗、防御率2.35の数字を残した。
山田は球団を通じ「ホークスでの11年間は、僕の⼈⽣を大きく変えてくれました。育成から支配下へと上がり、ヤフオクドームで投げた初登板とお⽴ち台の情景は今でも鮮明に覚えています。リーグ優勝、日本一を経験できた事も僕の⼈⽣の中で大きな出来事ですし、日本シリーズで勝利投手になれた事は本当にうれしかったです。また新天地で、更なる躍進を目指して野球に励んでいきたいと思います。福岡で沢山のファンの皆様に応援して頂いたこと本当に感謝しています。この強いホークスでやれた事を誇りに、⾏ってきます!」とコメントした。
ヤクルトは今季も故障者が続出し、球団ワーストとなるシーズン96敗(45勝2分)を喫し最下位に沈んだ。チーム防御率もリーグワーストの4.21。実績のある山田にかかる期待は大きい。
なお、新天地でも背番号「34」を身にまとい、12日より松山キャンプに合流することがヤクルト側から発表された。