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“強竜軍団”復活のカギ握るかつてのドラ1選手たち

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新入団発表に参加した中日のルーキーたちと森繁和監督(C)KYODO NEWS IMAGES

新入団選手をお披露目


 中日は27日に新入団選手発表を行い、来季からチームの一員として戦うルーキーたちをお披露目した。

 やはり注目はドラフト1位の鈴木博志だろう。1巡目は夏の甲子園で大暴れを見せた広陵高・中村奨成に入札するも、広島との一騎打ちとなった抽選に敗北。それでも、1巡目の再入札で社会人屈指の速球派右腕の指名に成功した。

 最速157キロの豪速球がウリの20歳。メジャー屈指の剛腕守護神クレイグ・キンブレルにあこがれているというように、パワーで押す投球が信条だ。1年目からブルペン陣の一角としてフル回転に期待がかかる。


復活に期待がかかる左腕2人


 5年連続でBクラスに沈んだチームにおいて、浮上のカギを握るのがかつてのドラ1選手たち。過去10年で8名の投手を指名しているものの、どこか殻を破りきれない状態が続いており、彼らの本領発揮に大きな期待がかかっている。

【中日・過去10年のドラフト1位】
2008年:野本 圭(日本通運)※野手
2009年:岡田俊哉(智弁和歌山高)
2010年:大野雄大(佛教大学)
2011年:高橋周平(東海大甲府高校)※野手
2012年:福谷浩司(慶應義塾大学)
2013年:鈴木翔太(聖隷クリストファー)
2014年:野村亮介(三菱日立パワーシステムズ横浜)※2017年オフに戦力外
2015年:小笠原慎之介(東海大相模高校)
2016年:柳 裕也(明治大学)
2017年:鈴木博志(ヤマハ)


 2009年のドラフトでは、1巡目で花巻東高・菊池雄星(現・西武)に入札。そこで抽選に外れた後に指名したのが、智弁和歌山高の岡田俊哉だった。

 岡田は4年目の2013年にデビューを果たすと、その年66試合に登板。その後も中継ぎとして活躍すると、今春行われた第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では侍ジャパンの一員にも選ばれた。

 しかし、チームに戻って開幕を迎えるも、かねてから悩まされていた血行障害の解消を目的とした手術を行ったため、今季はわずか9試合の登板に終わった。来季は復活をかけた一年となる。

 また、2010年といえばいわゆる“ハンカチ世代”、1988年生まれの世代が大学4年を迎えた年。世代筆頭としてドラフトの目玉だった斎藤佑樹(現日本ハム)をはじめ、6球団が競合した大石達也(現西武)に注目が集まった中、中日は佛教大・大野雄大を一本釣りした。

 大野は2013年から先発ローテに定着すると、そこから3年連続で2ケタ勝利を達成。ところが昨年7勝に留まると、今季も7勝8敗と負け越し。悔しい2年間を経て、エース復活が待たれる。


才能開花が最大の補強


 ほかにも、伸び悩んでいるところでは2013年の鈴木翔太がその一人だ。

 昨季までは度重なる故障にも苦しめられたが、オフのウインターリーグで飛躍のキッカケを掴むと、今季はプロ初勝利を含む5勝をマーク。来季は開幕からローテーションの一角として期待が高まる。

 2015年のドラ1・小笠原慎之介も、ブレイクの兆しが漂う。1年目から先発・中継ぎとして一軍経験を積むと、2年目の今季はオフに受けた手術の影響で出遅れながらも22試合に登板して5勝(8敗)をマーク。3年目の来季はローテーションの軸として飛躍に期待がかかっている。

 昨季のドラ1・柳裕也も、故障の影響で一軍登板は11試合だけ。1勝4敗と期待に応えることができなかった。明治大から中日といえば星野仙一氏、川上憲伸氏といった偉大な前例があるだけに、その系譜に続きたい。

 残念ながら2014年のドラ1・野村亮介がこのオフに戦力外となってしまったものの、野手の高橋周平も含め、覚醒に期待がかかる選手が多く揃う中日のドラ1たち。新たに入ってくる鈴木とともに、ドラフト1位選手たちの躍動が強竜軍団浮上のカギを握る。


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