ブルペンで投球練習するロッテ・廣畑敦也[撮影=岩下雄太]※撮影=2024年

 「落ち方も手応えありますし、使えるボールだなという認識があるので、試合で使っていければなと思います」。

 ロッテの廣畑敦也は新しいフォークに手応えを掴んでいる。

 廣畑は今年1月の取材で「企業秘密ですけど、面白い球。僕だったら投げられるなという球があるので、もうちょっと練習して使えれば、試合で使おうと思っています」と話していたのが、フォークだった。

 2月18日の広島との練習試合では、4-2の9回一死走者なしで西川篤夢に2ボール2ストライクからフォークで空振り三振に仕留めると、続く平川蓮を2ストライクからフォークで空振り三振に打ち取った。

 3月15日の西武とのオープン戦でもイニング跨ぎとなった6回、先頭の石井一成を1ボール2ストライクから投じた4球目の130キロフォークで空振り三振。

 フォークで空振りが取れていることについて廣畑は「前のフォークと違って抜けることがまだあるんですけど、落ちる変化量が下に向いているので、そこで振ってくれている。まっすぐの腕の振りに近いのが、一番良いかなと思います」と好感触を得ている。

 フォークのスピードについては「130くらいだと思うんですけど、落ちれば速くなくてもいいかなと思っています。ちゃんと自分のトンネルの中で投げられればいいかなと思います」との考えを示した。

 昨年もフォークで空振りを多く奪っていた中で、新フォークと昨季まで投げていたフォークの両方を投げていく考えなのだろうかーー。

 「今は新しいフォーク一択で投げているので、例えばシーズン中に行き詰まったりとか、あんまり良くなかったら変えていくことがあると思う。今もまだ投げていない変化球もありますし、そこは徐々にキャッチャーと話し合って、こういうのを使っていったらどうとか、コーチにも言われることがあると思うので、そこで自分の中で引き出しとして持ったまま、別に投げていないわけではないので、そこをしっかり使っていければいいかなと思いますね」

 ストレートは昨秋のみやざきフェニックス・リーグでスピードガン以上の強さを求めて投げていたが、一冬を超えて、「試合で投げた時も、スピードを気にして投げていなくて、バッターに対するまっすぐ、まっすぐでファウルをとってカウントをとっていくタイプ。今はかなりできていますし、まっすぐも正面に飛んだり、それが悪い時はヒットゾーンに飛んだりする。今はスピードも145くらいしか出ていないと思うんですけど、そこがまだ正面に飛んでいるので、暖かくなったり、バッターもどんどん調子が上がっていくので、そこで同じような投球ができればいいかなと思っています。今は手応えがありますね」と自己分析した。

 少ない球数でテンポよく抑えている。「どんどんゾーンで勝負できている。1ボールになっても1ボール1ストライクを作る。2ボールになっても、まっすぐで打ってもらって勝負できているので、球数が減っているところだと思う。そこもコントロールができていると思うので、すごくいいかなと思います」。

 開幕一軍へ向け、引き続き結果が求められる。「四球を出したりしている場合ではないと思うので、そこはしっかり自分の持ち味であるコントロール、リズム、どんな場面でも抑えて帰ってくるところをアピールしていきたい。もちろん開幕目指してやっているので、そこはうまくいけばいいかなと思います」。昨季まではファームで結果を残しながら、一軍に定着することができなかった。サブロー新監督が就任した今季、アピールを続け、一軍で居場所を掴みたい。

取材・文=岩下雄太

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岩下雄太

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