ロッテの秋季練習が28日、ZOZOマリンスタジアムで行われた。
秋季練習最終日となったこの日は、野手陣はグラウンドでキャッチボール、ノック、打撃練習などで汗を流し、投手陣もキャッチボールなどを行った。
『ラグザスアジアプロ野球チャンピオンシップ 2026』の日本代表に選出された中森俊介はライブBPに登板し、藤原恭大、山本大斗に対し5球×2セットの合計20球を投げ、安打性のあたりを4本に抑えた。
藤原は27日の取材で「(秋季練習の期間)ガラッと変えてやっているので、すごく感触は良いです。とりあえず早く実戦したいなという感じです」と話していた中で、中森とライブBPで対戦。志願して打席に立ったのだろうかーー。
「昨日立つとわかっていたので、明日立てるなという意味で言ってました」とニヤリ。
実際に中森と対戦して「いいピッチャーからヒット性の当たりが打てたので、いい形で振れているかなと思います」と好感触を掴んだ。
打席の中でのボールの見え方については、「見え方はあまり変わらないですけど、振り方を変えているので、いい時というのは詰まってヒットになるので」と、1セット目の5球目に詰まりながらライト前に落とした。「後半(詰まりながらのライト前安打が)出なかったのが戻ってきた感覚がありますね」と手応えを掴んだ。
今取り組んでいることを基本的に秋季キャンプ、シーズンオフの自主トレも詰めていく形になるのだろうかーー。
「基本的にはこの形で固めていくと思うので、より精度を高めてやっていきたいと思います」
長打を狙うスタイルのイメージで大丈夫か確認すると、「そうですね、はい」とキッパリ。コンパクトな打撃で安打を放っていたが、「引っ張りの打球を増やしたいので、メジャーでも引っ張りの打球が評価される時代になってきたので、早くそこをできるようにやっていきたいと思います」と力を込めた。
◆ ノーステップ打法はどうなる?
この時期は毎年足を上げて打ち、今年の秋季練習でも常に足を上げて打っていた。例年、春季キャンプの打撃練習や実戦の中でノーステップで打つか、打たないかを決めている。来年は「(ノーステップ打法を)しない可能性の方が高いかもしれないですけど」と前置きをした上で、「そこは来年になってまた考えたいと思います」と含みを持たせた。
今季は早いカウントでの安打が多く、0ボール1ストライクの打率が.457、1ボール0ストライクの打率が.412、2ボール0ストライクの打率が.500だった。早いカウントで安打が出ていたことも関係していたのか訊くと、「そうですね、追い込まれる前に打てるようになってきたので、打撃に関しては良くなっているかなと思います」と回答。
過去の取材でノーステップ打法では長打が出ないとも話していた。「(長打が)打てると思いますけど、基本的に追い込まれたら逆方向なので、元から自分でも(長打が)出ないように打っている。そこはしっかり変えたいなと思ってやっています」
さらにノーステップ打法でシーズン通して打っていると、下半身に疲労が溜まってくることも関係しているのだろうかーー。
「そこもそうですけど、未来がない打ち方なので、進化したいと思います」と言い切った。進化するために、まずは30日から始まる都城秋季キャンプで徹底的にバットを振っていく。
取材・文=岩下雄太