ロッテの秋季練習が12日、ZOZOマリンスタジアムで行われた。全体練習後に一塁ベンチ前からライトスタンドに向かって山口航輝と安田尚憲がロングティーを行えば、三塁ベンチ前からレフトスタンドに向かって藤原恭大と西川史礁がロングティー。さらに、井上広大もグラウンドで打撃練習を行っていた。
藤原はプロ8年目の今季、2年連続の規定打席に到達し、打率.253、8本塁打、40打点、OPS.701でシーズンを終えた。
打率は9月8日終了時点で.282をマークしていたが、9月後半以降はスコアボードに“H”ランプをなかなか灯すことができなかった。「引っ張りって難しいですし、打率を残ってからは逆方向に徹底的に作り上げてきた。そこをなくしてしまって、怖さもあり、やっていいことと悪いことがより明確になった。来年、自分に期待したいなと思いました」
シーズン最終盤は2ストライクと追い込まれてからも足を上げて打っていた。長いシーズンノーステップで打っていて足に疲労が溜まったりしていたことも関係しているのだろうかーー。
「やっぱり引っ張り出してからポイントが前になって悪くなりましたし、それもあると思います。引っ張り方向にも左中間にも大きい打球が打てるようになったら、打撃の幅も広がるのかなと思います」
シーズン中の試合前の打撃練習では試合に向けて色々な形で打っていたが、シーズン最終戦となった10月6日の西武戦の試合前練習では、右足を大きく上げて打っていた。これは体を大きく使って打つことが目的なのだろうかーー。
「体を大きく使ったり、割れを作る練習をしていました」。10月11日と12日の秋季練習でも、右足を大きく上げて打撃練習を行った。
去年の秋季練習では長打にこだわり、ヒッチしたフォームで打ったり、いろんなフォームで打っていた。今年の秋も来季に向けて、長打を打つことにこだわっていくのだろうかーー。
「引き続き長打が欲しい。ちょっとずつ良くなってきていますけど、後半ダメでしたが、いいところと悪いところがでたので、良いところを伸ばしていけるようにやっていきたいと思います」
ここ数年、この時期に藤原を取材していると“長打”について言及することが多い。「長打を狙わずに打てるフォームをまだ見つけられていないので、今はちょっとずつバッティング練習であまり意識せずに角度のついた打球が打てている。ホームランが一番良い打ち方かなと思っています。山口とかもそうですけど、基本的に長打がヒットなので、そこを目指してやっていきたいなと思います」
近年は追い込まれてからノーステップ打法に切り替え、センターから逆方向を狙っていたが、理想としては追い込まれてからも足を上げて長打を狙っていきたい考えなのだろうかーー。
「そうですね、バットに当たれば長打をイメージしていきたいと思います」
◆ 木村優人、順調にリハビリ
6月24日に佐賀県内の病院で、『右肘内側側副靭帯損傷に対するインターナルブレースを併用した整復術』を行った木村優人は、11日から始まった秋季練習ではZOZOマリンスタジアムでリハビリを行っている。
久しぶりのZOZOマリンも「リハビリ自体は順調ですし、今年は何もしていないので、その分来年やり返したい気持ちが強い。絶対に投げないといけない立場でもあるので、そこの覚悟を強く持って、マリンであっても、浦和であってもがしっかりやっています」と力を込めた。
グラウンドではキャッチボールする場面も。キャッチボールは1ヶ月前くらいから再開し、「投げ始めはちょっと違和感はありますけど、最初の頃に比べたら気にせず腕も振れてきているので、自分もこれくらい投げられると思っていなかったのでびっくりしています。回復状況は自分の中で早いんじゃないかなと思います」と教えてくれた。
◆ 河村説人、このオフもストレートの強さにこだわる
河村は6年目の今季、9試合・49回を投げて、1勝4敗、防御率4.59だった。
毎年シーズンオフは“ストレートの強さ”にこだわっているが、「そこを継続して、そのためには投球フォームの見直しですね。あとは体の1年間投げられる強化を2つメインしてやっています」と、この秋もブレずにストレートの強さにこだわりトレーニングを積む。
強いストレートを投げるための具体的な取り組みついて「身長がある分、球速ももう少し出るはずだと思っているので、フォームでロスしている形だと自分は思っています。感覚をまるっきり変えていろんな感覚で投げた中で、どこか正解が見つけられればいいなと思っています」と説明した。
来季は「スポットで投げる先発ではなくてローテーションで1年間投げるのが目標」と、力強く宣言した。
取材・文=岩下雄太