「リハビリ自体は順調ですし、今年は何もしていないので、その分来年やり返したい気持ちが強い。絶対に投げないといけない立場でもあるので、そこの覚悟を強く持って、マリンであっても、浦和であってもしっかりやっています」
ロッテの木村優人は復帰に向けてリハビリに励んでいる。
木村は高卒2年目の昨季、22試合・68回を投げ、3勝2敗5ホールド1セーブ、防御率3.31と先発、リリーフをこなすなど実戦経験を積んだ1年になった。飛躍の3年目に向け、二桁勝利を目標に掲げ、二桁勝利達成するために必要なことについて「まずはローテをしっかり1年間守り抜くことが最低限大事ですし、(ローテーションから)欠けることなく投げることが一番大事だと思います」と力強く宣言。
開幕先発ローテーション入りを果たし、3試合に先発するも、先発した4月16日の日本ハム戦の翌日に一軍登録を抹消された。ファームでは5月2日のオリックス二軍戦に先発し3回を投げたが、この日を最後に登板がなく、6月24日に佐賀県内の病院で『右肘内側側副靭帯損傷に対するインターナルブレースを併用した修復術』を行った。
シーズン中に手術を決断した理由について「ゲームの途中に肘の状態が良くなくて、自分の中で投げるのが限界だと思ったので、少し期間が空きましたけど決断しました」と説明。
筆者が取材でロッテ浦和に訪れた7月4日に右肘を器具で固定しサブグラウンドをランニングしている姿があった。キャッチボールは「1ヶ月前くらい徐々にやっている感じですね」と、9月に再開。10月11日からZOZOマリンスタジアムで行われている秋季練習でも、キャッチボールを行っている。
投げている感覚について「投げ始めはちょっと違和感はありますけど、最初の頃に比べたら気にせず腕も振れてきているので、自分もこれくらい投げられると思っていなかったのでびっくりしています。回復状況は自分の中で早いんじゃないかなと思います」と好感触を掴む。
リハビリ自体は「若干早いくらいですけど、リハビリが遅れたりというのはなく、早いくらいでやれています」と順調そのもの。
復帰した時にどんなイメージでリハビリをしているのだろうかーー。
「去年の自分の状態に戻すだけではパワーアップしていないですし、元に戻っただけになってしまう。そこよりも1つ、2つ上に行けるようにリハビリをしています。体づくりの面もそうですけど、誰よりも時間があるので、そこはじっくりできています。体づくり、フォームの修正も含めて時間がたくさんあるので、時間を使いながら、焦る必要はないと思うので、来年しっかり投げられればいいと思っています。時間を有効に使っていきたいと思います」
さらに木村は、「投げられないと始まらないので、リハビリも1つ1つ丁寧にやってレベルアップできれば、投げられるボールも変わってくる。平均球速もそうですけど、マックスも153、4とかなので常時超えていけるように持っていけたら先発として十分戦っていける段階に来ると思う。まずはそこを目指してやっていきたいと思います」と復帰後のイメージを語ってくれた。
今季は故障で悔しい離脱になってしまったが、この悔しさを来季晴らすべく、パワーアップした姿で来季、マリーンズファンの前に戻ってみせる。
取材・文=岩下雄太