ロッテの秋季練習が25日、ZOZOマリンスタジアムで行われた。
ZOZOマリンスタジアムのセンターの風速計が17メートルを記録するなど、強風の中行われた練習だが、投手陣はグラウンドでキャッチボール、野手陣はグラウンドでキャッチボール、守備練習を行った後、突如激しい雨が降り、その後野手は室内練習場でみっちりと打ち込んだ。
西川史礁は2年目の今季、目標にしていた首位打者獲得とはならなかったが、西川龍馬(オリックス)とともに最多安打のタイトルを獲得。「成長も感じられましたし、それとともにまだまだ課題も見つかったので、伸ばせるところがあると思います。そういうことを感じたシーズンだったかなと思います」と、全く現状に満足していなかった。
11月に開催される『ラグザス アジアプロ野球チャンピオンシップ2026』の日本代表に選出。西川は現在、侍ジャパンの井口資仁監督がロッテ選手、監督時代に背負った『6』を着けてプレーする。「すごくありがたいですし、色々聞いて勉強したいと思いますね」と目を輝かせた。
この秋季練習では、「今はとにかく強く遠くに打球を飛ばすことを意識してやっていますね」と、打撃練習でも力強い打球を飛ばしている。
◆ 小川龍成「強い打球を打てれば」
小川龍成はこの秋の打撃練習を見ていると、反対方向のライナー性の打球だけでなく、ライトに角度のついた打球が多い。
「大きいのを打ちにいく時と最初ライナーを打ちにいく時と、強く振って角度をつけるというよりはしっかり間を抜けるように打球が打てればなと自然と角度がついた打球になっているのかなと思います」
シーズン中も打撃練習の序盤はセンターから反対方向にライナー性の打球を打ち、その後引っ張った当たりが多かった。イメージとしては、シーズン中の打撃練習と変わらないのだろうかーー。
「そうですね。まずは強い低いライナーを打てる中で、甘いところが来たりしたら少しでも長打になるような打球が打てればシーズン中からやってきたので、そこの意識はそんなに変わっていないです」
イメージとしては、二塁打や三塁打を増やしていきたいのだろうかーー。
「二塁打、三塁打を増やすという考えよりかは、今までやってきた自分の打球の感じを強くしていって自然と増えればなと。外野の間とかを回り込まれて捕られたところを少しでも打球スピードが速ければ抜ける可能性があるので、そういったところを意識しています。最初から二塁打、三塁打というよりはライナーをしっかり打っていく中で、打球速度、強さを求めて行って、長打が少しでも増えたらなというイメージでやっています」
また、秋季練習初日の取材で「試したい部分もありましたし、ずっとトルピードでやってきて、最後調子の上がらないところもあったので、何か変えようかなというくらいの気持ちでちょっと試してみようかなという感じです」と、シーズン最終盤にトルピードではないバットで打っていた理由について教えてくれたが、“試したい”ことについて25日の練習後に改めて訊くと、「トルピードだと扱いやすさだったり、バットコントロールのしやすさがあるので先が軽くなっていて、重心が下になる分、遠心力を使って打球を飛ばすことができない。バットコントロールを落とさずにヘッドの重みを使って少しでも強い打球を打てればなというところでそのようにやっています」と説明した。
小川、西川ともに、来季に向けてさらに進化するための準備を始めている。
取材・文=岩下雄太