ロッテの小川龍成が9日の楽天戦で、今季の出場試合数がシーズン自己最多の120試合となった。
「全試合出ることが目標なので、そこを目指して頑張っています」と、今季は121試合中120試合に出場しているが、シーズン自己最多出場にも満足していない。
出場数もそうだが、安打数(110安打)、打点(23)、得点(36)などすでにシーズン自己最多をマークし、シーズンの規定打席到達にも残り4打席だ。
「1年間しっかり出れば規定打席に立てますし、全試合スタメンで出ることを目標にしていました。規定打席は通過点だと思うんですけど、今年は全試合スタメンで出られていないので、そこは来年の目標になるのかなと思います」
今季はコンパクトな打撃フォームに変更し、4月15日の日本ハム戦でタイミングの取り方を変えて2安打すれば、5月24日に規定打席に到達すると打率リーグトップに浮上したこともあった。
「場面とか状況によると思うんですけど、自分みたいなバッターは初球(ストライクを)取りに来るケースが多いと思うので、そういう場面は初球を狙いにいって、その結果、打率が良いのかなと感じますね」と早いカウントから積極的に打ちにいく、0ボール0ストライクの打率は.347(49-17)だ。
オールスター明けには2本の本塁打、5二塁打、2三塁打と長打が増え、打撃面での成長を見せる。シーズンの打率も波がありながらも、ここまで打率.271をマークする。
「良い時に比べたら徐々に状態も落ちてくるので、そこで何とか粘れているのは自信になるところ。まだまだ不調の期間が長いこともありますし、最低限をもっともっとあげなきゃなと思います」
守備も8月11日のソフトバンク戦で今季初失策し、昨年7月20日のオリックス戦から続いていた連続無失策の記録が137試合で途切れたが、広い守備範囲とポジショニング、そして強肩で投手を何度もその守備で助けている。
オールスター明け7月31日の日本ハム戦、0-5の5回二死一塁で野村佑希のライトライン際のフライを走って、走って、最後は左腕を伸ばしスライディングするような形でキャッチすれば、0-5の6回先頭の有薗直輝が放ったセンター、ライトの間に落ちそうな当たりを背走し、後ろ向きでダイビングキャッチは素晴らしかった。
「ポジション取りは1球1球変えたり、意識を変えたりというのがあるので、それは常に意識してやっています」
7月31日の日本ハム戦の守備範囲は凄かったが、小川が捕れる打球は全て捕るようにチームから指示されていたりするのだろうかーー。
「基本的には外野が優先なので、外野の声があれば僕もどきますし、チームとしては外野優先というところは徹底しています。間の打球は全員で追っていって、声があればひくところを決まり事なので、それをやっているだけですね」と教えてくれた。
守備力に打撃力の確実性が加わり、今季はレギュラーに成長した。「走攻守レベルアップしていくことを意識してやっていたので、そこは成長できているのかなと思います」
残りは22試合。「最後まで試合に出続けて、その中でしっかり結果を出せればなと思います」。最後の最後まで全力プレーで駆け抜けていく。
取材・文=岩下雄太