「長打を増やしていきたいと思っていたので、シングルヒットが多かったので、打っているポイントを見直していましたね」(8月9日取材時)
ロッテ・安田尚憲はオールスター明け、単打の安打が多かった中で、8月7日のオリックス戦で、0-2の初回一死二塁の第1打席、「感じが良かったです」と、寺西成騎が2ボール1ストライクから投じた4球目のストレートをバックスクリーンに第4号2ランを放ったのを境に再び長打が増えた。
“反対方向”への長打も増えている。8月27日のソフトバンク戦、上茶谷大河が1ボールから投じた2球目の149キロストレートを左中間に弾き返す適時二塁打が良かった。「狙っていたわけではないんですけど、引っ張った上で行った中で、ちょっと遅れた感じがあそこに飛んだ感じですかね」と振り返る。
8月30日の日本ハム戦では、2-1の5回二死三塁の第3打席、「狙っていたわけではないですけど、いい角度で上がってくれたかなという感じです」と、有原航平が投じた初球のインコース146キロカットボールをレフト最前列に第6号ソロ。
これまで逆方向の打球は間を抜く長打が多かったが、日本ハム戦で有原から打った本塁打で変わっていきそうな雰囲気はあるのだろうかーー。
「そうっすね、そこまで。あれも引っ張っていった中で、結果的な打球だったので、スタンスは変えずに行こうかなと思っています」
8月9日の取材時に打っているポイントを見直していると話していた中で、長打が増えているのは打っているポイントが関係しているのだろうかーー。
「そうですね、ただ引っ張って打ちたいところがあるので、もう少し前で打てたらいいなと思います」
昨年まではシーズン中に打っているポイントを見直す事はなかったのだろうかーー。
「していたんですけど、どちらかというとそこじゃないところも注目していました。今年はそこを一番に大事にしているポイントというか、より重要視しているところですね」
今季の安田尚憲は好不調の波が小さい。打ってるポイントを見直したり、ストレートを弾き返していることが関係しているのだろうかーー。
「悪くなった時にはコーチやアナリストが的確にアドバイスをくれるので、そういうのも一つ大きな要因かなと思います」
積極的に打ちにいく中で四球も選べている。「そこはあんまり今は気にしていないですね。とりあえず打てるボールをしっかり打つことだけ考えています」とのこと。
今季は藤原恭大、山口航輝、西川史礁といった同世代の選手たちが中心選手に成長。安田自身も「僕より下の年齢の子が多く出ていますし、刺激になっています」と、エネルギーになっている。「二桁ホームランを打てればチームに貢献できると思いますし、引き続き長打を目指してやっていきたいと思います」。自身初の二桁本塁打を達成して見せる。
取材・文=岩下雄太